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フィルターを使って夕焼けの光る海をきれいに撮影するテクニック

目次

    動画について

    海や川など水が流れるところは、フィルターを使う絶好の撮影スポット。

    NDフィルターを使い光量を少なくすることで、シャッタースピードを遅く設定でき、水を滑らかに表現できます。

    今回紹介する動画では、カメラ講師もされているYouTuber「わたなべりょう」さんが、H&Yというフィルターシステムを使って夕日と海を撮影。

    リバースGNDという特殊なフィルターも使っているほか、重ねがけの比較画像も多数出しているので、ぜひ参考にしてください♪

    動画紹介

    YouTube Info

    Swamper Rate

    pro(専門)度★★★★★
    動画クオリティ★★★★☆
    聞きやすさ★★★★☆
    わかりやすさ★★★★☆

    作成日:2022.09.03

    動画タイムライン

    00:00
    オープニング

    【テーマ:夕焼けの海を撮影しよう】
    ・H&Yのフィルターを借りた
    ・リバースGND8
    ・下は明るい。中央が濃く、上に行くに従って薄くなっていく。
    ・ND1000(円形)
    ・光量を落としシャッタースピードを遅く撮影できる
    ・ホルダー+CPL
    ・CPLはコントラストの調整や反射を取るのに使用
    ・円形フィルターはスライドして装着できる
    ・角型フィルターはマグネットで装着できる

    02:02
    【海で撮影開始】
    ・レンズ径が77mmなので、アダプターを先につけておいた
    ・まずCPLのみで撮影

    <作例>
    ・カメラ:Nikon D850
    ・レンズ:AF-S 24-70mm F2.8
    ・フィルター:CPL
    ・SS1/30
    ・F4.5
    ・ISO320
    ・空と岩の明暗差が大きいため、ここでは空が明るくなりすぎて白飛びした

    03:00
    【リバースGND8を装着】
    ・マグネットなのでネジを締めなくても付くが、強風なのでネジも締める
    ・撮る前に目で見た感じでも、だいぶ印象が変わる

    <作例>
    ・カメラ:Nikon D850
    ・レンズ:AF-S 24-70mm F2.8
    ・フィルター:CPL+リバースGND8
    ・SS1/125
    ・F4.5
    ・ISO320

    <比較>
    ・左:リバースGND8+CPL
    ・右:CPLのみ
    ・太陽のある高さに一番濃いNDがかかるようにしたので、空と地上の色が両方バランス良くなった

    03:44
    【CPLをND1000に変更】
    ・円形フィルターは手袋をしたままでもスライドすれば外せる
    ・外したところにND1000を装着する
    ・取り急ぎシャッタースピードは20秒くらいにセット
    ・ND1000を入れたらオートフォーカスが合わなくなったので一度外す
    ・ピント合わせ後、マニュアルフォーカスに変更し固定
    ・ND1000を付け直す
    ・波がとても高い

    <作例>
    ・カメラ:Nikon D850
    ・レンズ:AF-S 24-70mm F2.8
    ・フィルター:ND1000+リバースGND8
    ・SS20″
    ・F8.0
    ・ISO64

    <比較>
    ・左:リバースGND8+CPL
    ・右:リバースGND8+ND1000
    ・先程の写真より波の表情が変わり、水面が雲のようになっている
    ・波の部分を拡大するとわかりやすい
    ・望遠レンズを持っていれば、寄った構図も撮りたかった

    05:24
    【構図を変更】
    ・水面(岩)メインにしてみたので、フィルターの位置もずらした

    <作例>
    ・カメラ:Nikon D850
    ・レンズ:AF-S 24-70mm F2.8
    ・フィルター:ND1000+リバースGND8
    ・SS30″
    ・F6.3
    ・ISO320
    ♪構図を変えたことで岩場が強調されている♪

    【更に構図を変更】
    ・岩の多いエリアへ移動

    <作例>
    ・カメラ:Nikon D850
    ・レンズ:AF-S 24-70mm F2.8
    ・フィルター:ND1000+リバースGND8
    ・SS1/6
    ・F6.3
    ・ISO200
    ♪空のグラデーションが良く出ている♪

    ・比較のため、フィルターなしバージョンも撮影

    <作例>
    ・カメラ:Nikon D850
    ・レンズ:AF-S 24-70mm F2.8
    ・フィルター:未使用
    ・SS1/25
    ・F6.3
    ・ISO200
    ♪フィルターを取ったため、印象が薄れてしまった♪

    ・今度はリバースGND8とND1000を重ねて、長秒露光をする

    <作例>
    ・カメラ:Nikon D850
    ・レンズ:AF-S 24-70mm F2.8
    ・フィルター:ND1000+リバースGND8
    ・SS30″
    ・F6.3
    ・ISO320
    ♪長秒露光で波が美しい描写になっている♪

    <比較>
    ・左:リバースGND8+CPL
    ・右:リバースGND8+ND1000
    ・比較すると波の表情が変わった
    ・ND1000のほうは雲海のような幻想的な雰囲気
    ・空の色の変化は時間の経過によるもの

    07:45
    【撮影終了】

    <スライドショー>

    08:34
    まとめ

    【H&Yフィルターのよかったこと】
    ・フィルターの出し入れがスピーディーにできる
    ・構図を変えるときに便利
    ・手袋したままでも交換が楽にできた
    ・リバースフィルターとは、中央が最も濃く、上に行くにつれ薄くなるもの
    ・ものがあって、夕日があるような状況では合う
    ・濃い部分に夕日を配置すると明暗差がちょうどよく埋まる
    ・フィルターはマグネットなので重ねることもできる
    ・星マークがあるので、こちらに向くように付けるとよい
    ・特許取得済みのゴリラガラスを使用しており、高級で傷に強い
    ・100%傷がつかないわけではない
    ・バイクに轢かれても大丈夫
    ・H&Yは特許をたくさん持っていて、もともとはOEMをやっていた会社
    ・2019年イギリスカメラ雑誌で最も優れたフィルターランキング1位の実績がある
    ・スライドできるのが扱いやすい
    ・フィルターは繊細なイメージがあるが、タフな扱いにも耐えてくれる
    ・角型フィルターも角がガードされている
    ・強風など大変な環境でも頼もしい

    12:45
    まとめ

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