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【カメラ初心者必見】ホワイトバランスの設定をして被写体や背景の色をコントロールしよう

目次

    動画について

    皆さんはホワイトバランスをどのように設定していますか?

    ホワイトバランスは写真の色味を決めるのに
    重要な役割を占めています。

    カメラ初心者のうちはオートで撮影しても問題はないですが、
    自分で数値を決めることによって、
    さらにイメージに近い写真にできます!

    こちらの動画ではプロカメラマンのイルコさんが
    ホワイトバランスの設定の仕方からカラーフィルターの使い方まで、
    作例を交えながら解説。

    主にポートレートの作例なので、
    ポートレート撮影を行う方は必見です♪

    Swamper Rate

    pro(専門)度★★★★★
    動画クオリティ★★★★☆
    聞きやすさ★★★☆☆
    わかりやすさ★★★★☆

    作成日:2022.01.20

    動画タイムライン

    00:00
    オープニング

    00:26
    絞り・SS・ISO感度は写真の露出に関わる設定なので、
    明るさをコントロールすることができる

    ホワイトバランスは、被写体・背景など色のコントロールをすることができる
    今回は、どのようにホワイトバランスを決めているか、
    どうやって組み合わせているかについて話す

    01:05
    ホワイトバランスには、オートやタングステンなど元々入っている設定はある
    →イルコさんが使っている設定は2つしかない

    ケルビンというホワイトバランスを使うことがほとんど
    カスタムホワイトバランスを使うこともある

    オートで撮っていても、特殊なライティングをしていない限り問題はない
    それ以外のモードは忘れても良い

    イルコさんはケルビンで設定することが一番多い
    ケルビンにはカメラによって2500K~10000Kまでの設定がある
    2500Kは色が冷たい

    【作例】
    ♪全体的に青いクールな印象の写真♪

    数字が高くなると暖かくなる
    10000Kくらいになると暖かくなる

    【作例】
    ♪全体的にオレンジ色で優しい印象の写真♪

    日中のホワイトバランスは5600~5800Kくらい

    【作例】
    ♪夏の暑い日差しが表現されている♪

    ポートレートを撮影しているとストロボを使うことが多いが、
    ストロボにもホワイトバランスがある

    【作例】
    ♪ストロボでモデルが強調されている♪

    【作例】
    ♪夏の暑さと海の爽快感が感じられる♪

    【作例】
    ♪夕暮れの逆光でモデルが際立っている♪

    Canonのストロボだったら5600Kくらい
    Nissin MG8000は若干色が冷たいので、その色をカバーするために5600Kではなく5800Kくらいにする

    03:33
    ◆ホワイトバランスはどうやって決めるか
    写真の中で何がメインの被写体かと決める(ポートレートの場合は人)
    →被写体の色・肌が目に見えているようにキレイに写ればOK

    メインの被写体に当たる光によってホワイトバランスを決める
    ストロボで撮影している場合には、5700~5800Kにする

    【作例】
    ♪丁度良いホワイトバランスで血色の良いポートレートになっている♪

    【作例】
    ♪肌の白さが際立った写真になっている♪

    【作例】
    ♪温かみのある季節感を感じる写真になっている♪

    【作例】
    ♪温かみがあり幻想的な写真になっている♪

    自動販売機やショッピングウインドウがある場合は
    ストロボとホワイトバランスが違う
    冷蔵庫などで撮るときは、場合によって5000Kくらいのときがある

    【作例】
    ♪船をバックに豪華な印象になっている♪

    【作例】
    ♪青い照明が天井にあるが、被写体は血色良く再現されている♪

    【作例】
    ♪クールな背景の中にモデルが映えている♪

    05:15
    全体的に冷たい感じで撮りたかったら、5600Kから3000Kくらいに下げるが、
    そのとき被写体も青くなる

    【作例】
    ♪全体的に青みがかってクールな印象♪

    被写体が青くなってしまうため、それをカラーフィルターでカバーする
    ホワイトバランスを設定しているときにカラーフィルターは重要

    背景の色を変えたいけど、全体的に被写体の色まで変わってしまう。
    →ストロボにカラーフィルターを入れてカバーする

    【作例】
    ♪背景は青いが、モデルと電灯は温かみのある色味に表現されている♪

    背景を青くしたいときに、その反対のオレンジ色をストロボにつける
    逆に背景をオレンジにしたい場合は、青のフィルターをつける

    【作例】
    ♪背景は青いが、モデルは血色が良く感じられる♪

    【作例】
    ♪モデルと髪周辺の光が若干温かみのある色になっている♪

    06:34
    ◆ホワイトバランスを決めるとき
    何を基準に正しい・正しくないの判断をするかは難しい
    1枚の写真には色んな情報が入っている

    【作例】
    ♪全体的に赤い派手な印象の写真♪

    【作例】
    ♪雪が前ボケに入っている印象的な写真♪

    【作例】
    ♪背景の円形ボケが印象的な写真♪

    写真に入っているすべての要素のホワイトバランスはコントロールすることができる
    イルコさんとしてはモデルのホワイトバランスは普通のきれいな肌色にしたいが、
    他の被写体の色はアーティストとして選択できると思っている

    ◆比較写真
    フィルターを変えることによって被写体のホワイトバランスだけを直せば、
    背景は圧倒的に変わる

    どれが正しいかは、撮っている人のイメージによって変わる
    アーティストの表現として考えたほうが良い

    08:22
    カスタムホワイトバランスで決めることもよくある

    グレーカードか白い紙を使って決める
    被写体に当てる光を当て、カメラのカスタムホワイトバランスのプリセットとして使う

    カラーシフトをしているときもカスタムホワイトバランスを使うことが多い
    例)あまりきれいな夕日ではないけど、冷たい色のカラーフィルターをつけて、
    反対のホワイトバランスにする

    【作例】
    ♪夕日のオレンジが強調されて温かみのある写真になっている♪

    【作例】
    ♪全体的に赤みがかって幻想的な写真になっている♪

    プリセットの写真は色しか入っていない
    ストロボにつけた色を白い紙やグレーカードにあてて、
    それだけを切り取ってホワイトバランスのプリセットにする
    →いろんなドラマチックなイメージを作ることができる

    カラーシフトは、シンプルな環境でもよく使える設定の仕方
    自動販売機、ショッピングウインドウ、室内、自然光で撮るときもよく使える
    被写体が立つところに白い紙を入れて、カスタムホワイトバランスを入れて
    プリセットにするときれいな被写体の肌の色になる

    白いシャツや新婦のウエディングドレスをぼかして撮っても良い

    エクスポディスクというレンズの前につけ全てをぼかし、
    色しか残さないフィルターがある
    →その上でストロボの色など設定するとキレイにホワイトバランスを設定できる

    11:25
    まとめ