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GFX100S、A7RIV、ZV-1で画質・明るさを比較!センサーサイズで変わる?

目次

    動画について

    FUJIFILM GFX100Sを中心としたF値に関する実験動画です。

    動画撮影のきっかけは、焦点距離のように絞りもセンサーサイズによって換算する必要があるという勘違い!

    結果としてF値はセンサーサイズによって違いはなく、換算する必要はないそうです。

    ただし、これは明るさとしてのF値で、センサーサイズにより画角やボケ量は異なります。

    最終的にセンサーサイズが大きいカメラのメリットは、ノイズ耐性が高いためきれいな写真が撮れること、と締めくくっています。

    実際センサーサイズによってどれくらい違いがあったのか、ぜひ動画を見て確認してみてくださいね♪

    Swamper Rate

    pro(専門)度★★★☆☆
    動画クオリティ★★★★☆
    聞きやすさ★★★★☆
    わかりやすさ★★★★★

    作成日:2022.11.08

    動画タイムライン

    00:00
    オープニング

    ◆今回話すこと
    1.F値(明るさ)はセンサーサイズによって変わるのか
    2.センサーサイズ別(中判、フルサイズ、1型)画質比較

    00:44
    ◆赤星さんが勘違いしていたこと
    F値もセンサーサイズの違いによって異なると思っていた

    センサーサイズの違いによってボケの量が変わったりとか、画角が変わったりする
    →フルサイズ換算するといくらですよ、という説明がある

    明るさとしてのF値も同じように「中判センサーのF4はフルサイズにすると
    F3.1くらいなので、まぁまぁ明るいレンズですね」といった話をしていた

    01:32
    ◆今回すること
    センサーサイズの異なるカメラで、F値とSSとISO感度を同じにした場合、
    適正露出になるのかを検証したい
    センサーサイズに関係なくF4はF4であれば、ほぼ同じ設定で全てのカメラが
    適正露出になるのではないか

    02:02
    ◆今回使用するカメラ
    1型センサー:SONY VLOGCAM ZV-1
    フルサイズセンサー:SONY α7R IV
    中判センサー:FUJIFILM GFX100S

    同じような画角で撮って、設定値がどうなるかを検証する

    ※カメラも画素数もレンズも違うので、許容範囲としてみてもらいたい

    02:54
    ◆SONY VLOGCAM ZV-1
    絞りF4
    SS1/100
    ISO4000

    ◆SONY α7R IV
    絞りF4
    SS1/100
    ISO3200

    SONY VLOGCAM ZV-1より一段下がっている=明るい

    ◆FUJIFILM GFX100S
    絞りF4
    SS1/100
    ISO4000

    SONY VLOGCAM ZV-1とほぼ同じ数値

    これらを見るとSONY α7R IVが一段下がっているが、基本的な明るさは
    センサーサイズに関係なく、設定が同じであれば適正露出になる
    →センサーサイズが違っていても、明るさとしてのF値は一緒

    04:23
    ◆センサーサイズが異なるカメラはどういうときに違いが出るか(画質比較)
    センサーサイズが大きくなるほど、ISO感度を上げてもノイズが走りにくい
    →暗いところでもきれいな写真が撮りやすくなる

    ISO感度を上げたいが、SONY VLOGCAM ZV-1の最大ISO感度は12800
    →ISO12800に合わせて適正露出になるSS1/100、F7.1に設定する

    05:21
    ◆比較写真
    左)SONY α7R IV
    右)SONY VLOGCAM ZV-1

    ISO12800
    F7.1
    SS1/100
    両方とも35mmで撮っている

    SONY VLOGCAM ZV-1は1型センサーなので、ノイズが走り崩れている
    フルサイズと1型はぜんぜん違う
    SONY VLOGCAM ZV-1だとかなり劣化してしまう=暗所には弱い
    SONY VLOGCAM ZV-1でも星空は撮れるが、寄ると違いがわかる

    06:50
    ◆比較写真
    左)FUJIFILM GFX100S
    右)SONY α7R IV

    ISO12800
    F7.1
    SS1/100

    FUJIFILM GFX100Sはノイズが走っていなくてきれいに写っている
    寄ってしまうと、SONY α7R IVは崩れてきている

    ※画素数が違うので、どのカメラもSONY VLOGCAM ZV-1に合わせている

    SONY α7R IVはザラザラ感があるが、FUJIFILM GFX100Sはない

    端の描写ではSONY α7R IVはノイズが乗っているが、FUJIFILM GFX100Sは恐らくボケ
    ピントはレンズの前方に合っているが、これくらいの差でもボケ始めるというのが
    中判センサーのボケが強いと言われているところだと思う

    壁の模様はSONY α7R IVは見えるが、FUJIFILM GFX100Sでは見えない=ボケてしまっている

    机の木目もFUJIFILM GFX100Sはボケ始めている

    09:22
    ◆比較写真
    左)FUJIFILM GFX100S
    右)SONY VLOGCAM ZV-1

    FUJIFILM GFX100Sはスイッチが見えるが、SONY VLOGCAM ZV-1では見えない

    09:51
    まとめ

    明るさとしてのF値はセンサーサイズによる違いはない
    中判センサーなどセンサーサイズが大きくなると、ISO感度を上げても
    ノイズが走りにくくなるので、夜でもきれいな写真が撮りやすい
    画質はセンサーサイズが大きいほうが良い

    レンズを選ぶとき、明るさとしてのF値はセンサーサイズに関わらずに
    そのままの数字で見てもいい
    ※ボケや画角は違う

    FUJIFILM GFX100Sはセンサーサイズが大きいので暗所に強いが、
    唯一の欠点は明るい広角レンズがない
    装着しているのはFUJIFILM フジノンレンズ GF45-100mmF4 R LM OIS WR
    もう1つGマウントのレンズで一番広角なFUJIFILM フジノンレンズ GF23mmF4 R LM WRを持っているが、開放F4
    センサーサイズが大きいのでISO感度を上げることはできるが、なるべくISO感度を上げるのではなくて明るいレンズを使って星とかを撮りたい
    →FUJIFILM GFX100Sにはない

    TTArtisan 21mm f/1.5 ASPHというレンズを紹介してもらって買ってみた
    結構明るいレンズ
    21mmなので35mm判換算17mmでかなり広角
    公式だと35mmフォーマットモードで使ってくれと言われている