花の撮り方とポートレートのライティング!135mmの描写比較も
目次
動画について
日本は四季に恵まれているので、ポートレート撮影でも季節の花とともにモデルを引き立たせて撮影したいですよね!
そのコツを教えてくれるのが、プロフォトグラファーでユーチューバーのイルコさん。
実際に撮影したポートレートの作例とともに、カメラやストロボの設定を細かく紹介。
さらにポートレート撮影で使っている
・Canon EF135mm F2L USM
・SIGMA 135mm F1.8 DG HSM | Art
の2本のレンズの描写比較も行っています!
ポートレート撮影をしたい方は必見の動画です♪
Swamper Rate
pro(専門)度 | ★★★★★ |
動画クオリティ | ★★★★☆ |
聞きやすさ | ★★★☆☆ |
わかりやすさ | ★★★★☆ |
作成日:2022.03.24
動画タイムライン
00:00
オープニング
「花をバックにしたポートレート撮影の方法」
◆レンズ比較
・Canon EF135mm F2L USM
・SIGMA 135mm F1.8 DG HSM | Art
カラフルな場所でどのようにボケや色あいが違うかについて
01:05
色んな季節の花をバックにした撮り方について
◆スライドショー
♪季節感がある印象的な写真になっている♪
※
Canon EF135mm F2L USM
F2で撮影
01:51
◆スライドショー
♪標準~望遠のレンズでモデルを引き立たせている♪
撮影しているときは単焦点レンズを使うことが多い
場合によって単焦点レンズではなく広角~超広角を使うことはある
【作例】
♪超広角でも周囲に花がある幻想的な写真になっている♪
花が多いときは超広角を使ってもフレーム全体が花で埋まるので、使うことがある
【作例】
♪背景のボケがモデルを引き立たせている♪
普段は85~135mmくらいの単焦点レンズで撮ることが多い
▼
50mmで普通に撮る人もいる
→50mmは好きな焦点距離ではないので、個人的には使わない
◆単焦点レンズを使う理由
なるべく被写体の方に見ている人の目をいかせたい
▼
そんなに花が多くなかったりすると、超広角ではムラが出たりする
→少しの花でも135mmの画角で撮れば、たくさん咲いているように見える
▼
85mm~135mmのレンズを使うことが多い
カメラは何でも良い
Canon 1DXやCanon 5D Mark IIでよく撮っている
▼
良い光があればiPhoneでも普通に撮れる
【作例】
・iPhoneでストロボシンクロして撮っている
♪モデルに光が当たって背景が暗いので引き立っている♪
カメラは何でもいい
→それより大事なのはどんなレンズを使っているかということ
04:08
◆Canon EF135mm F2L USMをSIGMA 135mm F1.8 DG HSM | Artに変更
【F1.8で撮影】
◆ポイント◆
1.色合い
◆比較写真
♪左は温かみがあり、右はクールな色合いになっている♪
2.シャープネス
SIGMA 135mm F1.8 DG HSM | Artのほうがシャープ
少しディテールがはっきりしている
◆比較写真
♪SIGMA 135mm F1.8 DG HSM | Artのほうがキレがある♪
3.周辺光量
Canon EF135mm F2L USMは周辺光量が若干落ちている
SIGMA 135mm F1.8 DG HSM | Artのほうがより落ちている
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ポートレート撮影では周辺光量が落ちていていることによって、
見ている人の目が被写体にいく
▼
F1.8で周辺光量が落ちているのは魅力的だと思う
【F4に変更】
F4で撮ると周辺光量は落ちない
【F1.8に変更】
08:40
花をバックに撮影しているとき、自然光で撮影することは多い
より自分が好きな光を作りたいことが多い
自然光だけでなく、自分で光を入れる
・自然光
アンダーな背景、被写体に光が入っている感じのスポットを探す
▼
どんなところから光がきて被写体に入っているか確認して、被写体に指示を出す
例)「光が来ているほうに顔を向けてください」
▼
自然光で撮る
【作例】
♪顔の陰影でどちらから光が来ているかわかる♪
背景がアンダーなので自然光で撮れる
もう少しアンダーになれば、更にドラマチックで違った雰囲気の写真が撮れる
・ストロボ
もし後ろがアンダーではない場合でも、自分でアンダーにできる
自分の好きな感じで被写体と背景をつなぐことができる
被写体の露出を決めて、背景の露出を自分で決めることができる
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ストロボを使うことで撮れる写真の幅が増える
◆撮影風景
ソフトボックスを使うことが多い
柔らかい光を使いたいときにアンブレラを使う
光は斜め45°に入れることが多い
ストロボの光量とSSのバランスで、被写体と背景のバランスを決める
【作例1】
ドラマチックなイメージの写真
【作例2】
柔らかいイメージの写真
11:44
ストロボ1灯だけではなく自然光もある
→太陽も味方にしたいが、なるべく被写体の前から来てほしくない
▼
太陽を斜め後ろにすることが多い
【作例】
被写体の髪にきれいな感じで立体感が入る
【作例】
コスモスの背景をアンダーにして、後ろから光が入り、きれいな髪の立体感を出す
前からソフトボックスで被写体の前の露出を出す
▼
ストロボだけで撮るか、実際にある光を組み合わせて撮ることが多い
桜は桜自体が明るいので、
自然光で撮るときは更にアンダーにできる環境を探すことが多い
【作例】
・自然光で撮影
・前からソフトボックスのような雲の光が入っている
・後ろの桜が影になっているのでいい感じのアンダーになっている
【作例】
♪ビビッドな色味と強めのパースで派手な感じ♪
13:58
◆SIGMA 135mm F1.8 DG HSM | Artの特徴
・AFが速い
・F1.8
もう少し暗いところでも、さらに露出の2/3くらい明るくすることができる
暗いところに行くとき、
ISO2500~3200くらいの感度差になると結構大きいノイズが入る
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暗いところでSIGMA 135mm F1.8 DG HSM | Artは役に立っている
15:03
◆花ポートレートの設定
・絞り
単焦点ではなるべく開放
超広角では少し絞る
【作例】
超広角でコスモスがきれいに入っている
・SS
シンクロスピードに近い状態にするのが多い
▼
シンクロスピードギリギリのところだったら、
SSを使って背景をコントロールすることはよくある
更に明るい環境になると、
シンクロスピードではなくてハイスピードシンクロを使うことがある
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ハイスピードシンクロを使うときには、
CactusV6ll、ラジオスレイブで撮ることがよくある
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そういうときは更にSSを速くして撮ることもある
・ISO感度
低い感度にしたい
暗くなればなるほど感度を上げることがある
【作例】
♪暗い環境でもモデルの肌が明るく目立っている♪
・WB
メインの光のWBで撮りたい
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ストロボがあれば、5700ケルビンくらいで撮る
いつもWBはケルビンで設定しており、
ケルビンを変えることによって違うイメージの写真になる
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ストロボにオレンジや青いフィルターを入れたりすることで、
実際に後ろの背景が暖かくなったり冷たくなったりする
◆夕日前後くらいのコツ
太陽が沈んだときは全体的な色が変わり、若干冷たくなる
【作例】
夕日で太陽が隠れる前くらいは、温かみが入る
【作例】
5600ケルビンで撮影
太陽が隠れて結構冷たい色味になる
日没前後30分くらいの間、ストロボに青いフィルターをつけることもある
◆比較写真
冷たくなった背景が温かい感じに戻る
8000ケルビンくらいで撮影
18:23
被写体・背景・前ボケとレイヤーみたいな感じで分けると、
さらにおもしろい立体的な感じになる
【作例】
♪前ボケにした花の色が入り幻想的に♪
花があるときには、背景だけでなく前にあるものも見て撮影したほうが、
さらにおもしろい結果になると思う
▼
前ボケを見ることも重要
【作例】
前ボケを入れて、更に立体的な感じ
【作例】
♪前ボケと背景ボケによって奥行き感が強調されている♪
前ボケを入れて、写真と関係ない見せたくないものを隠すこともある
19:54
◆Canon EF135mm F2L USMとSIGMA 135mm F1.8 DG HSM | Artの比較
レンズを変えることで全体のイメージが変わる
→後ろだけでなく前のボケも変わる