マクロレンズで雪の結晶を撮影!撮影条件や機材、設定も紹介します
目次
動画について
雪の撮影は大きな玉ボケで幻想的な表現をすることもできますが、実は結晶も撮影できるというのを知っていますか?
マクロレンズを使ってポイントを押さえれば、誰でも簡単に幾何学的な形の結晶を撮影できます!
そんな撮影方法を覚えるのに最適な動画が、YouTubeチャンネル「SATチャンネル」より公開されています。
撮影風景の動画とともに、高画素機SONY α7R IVとマニュアルフォーカスのマクロレンズを使った作例を紹介。
実践した撮影のコツや、手持ち撮影・三脚撮影の比較など、わかりやすく解説していますよ♪
動画紹介
YouTube Info
Swamper Rate
pro(専門)度 | ★★★☆☆ |
動画クオリティ | ★★★★★ |
聞きやすさ | ★★★★☆ |
わかりやすさ | ★★★★☆ |
作成日:2022.03.05
動画タイムライン
00:00
オープニング
【雪の結晶】
00:57
【雪の結晶が撮れる日の条件】
・気温零下。暖かくても雪が降っている日もある
・雪の粒が大きい。雪の結晶が降ってきても降った先から溶けていくため、きれいな結晶が撮れない
・撮影日も暖かく、溶けて撮影しづらかった
・被写体は大きめの雪の粒が舞っている日が、大きな雪の結晶が含まれていて撮りやすい
01:43
【撮影風景の動画】
・大きな粒が降っているときがベスト
・最初は気づかず、細かい粒のときに撮りに行ってしまった
・全然雪の結晶が撮れなかった
・雪の結晶は小さい粒にも入っているが、小さすぎて持っている機材では撮影できなかった
・比較的大きな粒の雪が舞っているときは、大きめの雪の結晶が混ざっているため、持っている機材で撮影できた
2:21
【撮影機材】
・レンズ:等倍マクロ Voigtlander MACRO APO-LANTHAR 110mm F2.5
・レンズを買った動機は、雪の結晶を撮るため
・カメラ:SONY α7R IV(6100万画素)
・普通のカメラよりも高画素機のほうが有利
・雪の結晶は小さいのでトリミングすることになる
・トリミングしても解像感を残すには高画素タイプがいい
・トラベル三脚:Vanguard VEO2 265CB
・トラベル三脚なので脚がフニャフニャだが、何とか撮影できた
・三脚を立てて撮影したと言っても、半分手持ちのような状態
・三脚をしならせて使っていた
・それでも三脚がないよりはあったほうがよい
・手持ち撮影で細かいものを撮るのは難しい
4:01
【カメラの設定】
・マニュアルフォーカス。Voigtlanderのレンズはフォーカスがマニュアル
・フレキシブルスポットS。フォーカスエリアはマニュアルフォーカスなので効いているかわからない
・全画素超解像ズーム2倍ON/OFF。小さなものをなるべく大きく撮りたかったため、ON/OFF二通り撮影
・SS=1/125sec以上。三脚を使ったと言っても半分手持ちのような感じで撮っていたため、手持ちのSSに合わせた
・三脚は脚ががっしりしたものや、ギア雲台など高級装備を使えばSSを落とせると思う
・絞り=F/11~16。早朝で暗かったため、なるべく明るく撮りたかったが、被写界深度が薄すぎてF/11~F16あたりで撮っていた
・そうしないとピント面が一部にしか当たらず、ほぼピンぼけのような写真しか撮れなかった
・本当はもっと絞りたかったが、ISO感度が上がりすぎてしまうため、やめた
5:25
【撮影方法】
・基本は三脚(半手持ち撮影)
・三脚にカメラを載せて撮っていたものの、脚はフニャフニャで地面もゆるゆるだったので、半分手持ちのような状態だった
・しかし、三脚があったほうが撮影は楽だった
・手持ちでも十分撮れた
05:50
【撮影風景の動画】
・カメラを三脚にセットして、背景を黒くするために現場に持っていってた風よけ用のアウターグローブの上に雪を積もるようにして結晶を撮った
・背景は黒くないといけない
・最初は自然物の上に積もった結晶を撮ろうと思っていた
・雪の結晶が見つけづらく、なかなかいい背景で撮れなかった
・黒いものを持っていって、そこに積もった結晶を撮ったほうがよい
06:26
【作例:三脚撮影(1)】
<作例>
・ISO5000
・110mm
・-1EV
・f/11
・1/125sec
・トリミングしていない写真
・この日撮った中で一番大きな結晶
・全画素超解像ズームはしていない
・大きさを測ってみたが、手袋のロゴマークが8mm
・雪の結晶も同じくらいの大きさ
<作例:4K等倍>
・結晶の上にピントが当たっている
・下の方はピント面が合わなくてボケている
・カメラに対して垂直に当てないとピントが合わないため、難しい
<作例:FHD等倍>
・斜めに写ってしまっているため、ピントが合っていないところはボケている
・少し暖かかったため、雪の結晶も降った先から溶け始めているため、
中途半端な形になってしまった
07:52
<作例1>
・ISO8000
・110mm
・-1EV
・f/11
・1/125sec
・比較的小さな結晶
<作例1:FHD等倍1>
・上の方はピント面がずれていてボケているが、下の方は合っている
<作例2:FHD等倍>
・ISO6400
・110mm
・-0EV
・f/11
・1/125sec
♪幾何学模様がかわいい♪
<作例2:FHD等倍>
・ISO4000
・110mm
・-1.3EV
・f/11
・1/125sec
・塊で落ちてくるため、単独で撮れる結晶はなかなかない
・拡大してみると重なっているが、結構きれいに撮れた
・まっすぐ撮れたため、全体にピントが当たっている
・視野をずらしたものも、FHD等倍
<作例3:FHD等倍>
・ISO3200
・110mm
・-1.3EV
・f/11
・1/125sec
・別の形をしている結晶
・欠けておらず完全体に近い形で撮れた
・撮影日は結構暖かかった
・着いたときは-4℃くらいだったが、-2℃、0℃と暖かくなった
・手袋に雪が落ちた瞬間から溶け始めるような状態
・単独で完全な形の結晶を撮影するのは大変だった
・溶けてなくて、重なっていなくて、欠けていない完全体はなかなか見つけられなかった
9:35
【作例:三脚撮影(2)】
・自然物に積もった結晶を撮影
<作例1:全画素超解像ズーム>
・ISO800
・110mm
・-1.3EV
・f/16
・1/125sec
・全画素超解像ズームを使うと画角が倍になる
・トリミングしなくても大きく撮れる
<作例1:FHD等倍>
・ISO800
・110mm
・-1.3EV
・f/16
・1/125sec
・ピントが怪しかったため、不鮮明のような感じがする
<作例2:全画素超解像ズーム>
・ISO250
・110mm
・-1.3EV
・f/11
・1/125sec
<作例2:FHD等倍>
・鮮明に撮れてピントも当たっている
10:29
【作例:手持ち撮影】
<作例:手持ち・全画素超解像ズーム>
・ISO250
・110mm
・-1.3EV
・f/11
・1/125sec
・帰り際で次から次へと結晶が溶け始めていたため、なかなかいい感じのがなかった
<作例:手持ち・FHD等倍>
・そこそこピントが合っていて手ブレもしていない
・地面の上に背景となる黒い手袋を敷いて、その上についた雪をしゃがみこんで撮った
・膝の上に肘を置いてカメラを構えられたので、手ブレもしにくく、撮影しやすかった
11:15
【まとめ】
・撮影については三脚があったほうが楽
・手持ちでも撮れないことはない