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もう迷わない!2022年、SONYのカメラは動画との融合!?識者対談

目次

    「2022年、SONYのカメラを買うならこれ!」ということで、今回は
    識者による対談動画を紹介します。「困ったらSONY製品を紹介しよう」状態の
    スワンパー・沼田です。

    カメラ批評系YouTuberとして、スワンパーでは何度もお世話になっている
    西田航さんと高澤けーすけさんによる対談ものです。最先端知識に加え、
    現場での使用経験の豊富さ、忖度しない語り口でカメラファンの心を
    掴んでいるお二人が語った2022年SONYカメラの動向。
    これをチェックすれば、SONY製品の何が注目か、そしてカメラ業界の未来まで
    見えてきます。

    SONY α7 IVのポイント。
    「万能な機種」と高評価

    元々、西田さんはCanon派、高澤さんはSONY派という互いのスタンスから
    話題が展開。西田さんは動画用にSONY α7 IVを購入し、「Canon EOS R5だと
    30分までしか撮れなかったのですが、α7 IVが長回しで大活躍」と絶賛。
    高澤さんはα7 IVについて「値段はもう少し安くてもいい」と前置きしながらも
    「万能な機種」と高評価。その理由には、3300万画素、30分以上の動画撮影、
    ブリージング補正機能を挙げ、YouTuberには最適であると語っています。
    一方で物足りない部分として、4Kによるスロー撮影に対応していないこと、
    オートホワイトバランスにばらつきがあること、上位機種に比べてモニタの
    画質が劣っていることだと説明しています。

    これはSONYの販売のタイミングが背景にあり、スチールカメラの最高峰α1、
    プロ向け動画撮影のα7S IIIといった機種がα7 IVよりも以前に発売され、
    そのような状況に対して西田さんは「Canonは新しい機種が出る度に
    よくなっていきますが、α1とα7S IIIが先に発売されていたので、
    どうしても見劣りしてしまいますよね」とコメント。

    “フィーリングがない”問題。
    電子シャッター導入が増加?

    カメラへの考え方にも触れ、西田さんは「α1と比べると、α7 IVは
    撮影時に琴線に触れるようなフィーリングが感じられない」と語れば、
    高澤さんはフラッグシップモデルにおいては、今後フィーリングは軽減する
    方向になるのではと予見。高澤さんは「(電子シャッターの)Nikon Z9は特に
    そうでした。全然撮っている気がせず、本当に撮れているのかもわからない」と
    説明すると、西田さんは「電子シャッターはブレがない。(実際にシャッター
    が駆動する)メカシャッターによる撮影時のブレをなくそうとしているのかも」と続けます。

    さらに高澤さんはSONYは動画に注力しているため、スチール独特の
    フィーリングを最初から重視していないのではないかと推察。
    LEICAなど根っからのスチールカメラ好きの西田さんは、フィーリングが
    感じられないα7 IVをカメラというより“優秀な道具”と見ているそうです。

    シネマじゃなくて動画。
    カメラ業界が進む道とは?

    α7S Ⅲから搭載された被写体を美しく際立たせる機能、S-Cinetone。
    SONYは本気で動画領域に着手し、高澤さんは「もうそちら(動画)に
    シフトしてきていると思っています」と言い、西田さんは「動画系カメラの
    α7S ⅢとFX3を融合させましたし、(新製品の)Canon R5 Cもスチールと
    動画撮影を一体化させようとしています」と現在のトレンドについて言及。

    高澤さんはスチールカメラのF値が映画撮影の現場で使われるシネマカメラと
    呼び名が違い、スチールとシネマの融合の難しさに触れ、スチールとシネマの
    中間には「動画」というジャンルが存在すると主張します。
    「SONYは動画機であって、シネマ機ではない」と言い、仕事で依頼される
    YouTubeの撮影では「α7S Ⅲで撮ってほしい」というカメラに対する指定が
    あると話します。それはシネマというニーズではなく、あくまでも動画であり、
    「α7S Ⅲと並ぶカメラは今も出てきていないし、すでに一時代を築いたと
    思っています」と高澤さん。

    最後に西田さんは「SONY製品は道具として非常に優秀。RX100M7やZV-1に
    感動し、α7 IVではα1やα7S Ⅲのいいところを吸収しています。
    SONY製品はトータルの満足度が非常に高い。個人的にも動画に興味が
    出てきているので、2022年は“カメラ楽しすぎる問題”があります(笑)」と
    締めくくりました。

    Canon派、SONY派というお二人のスタンスが興味深かったですし、どうやら
    今後のトレンドになるのはスチールと動画の融合。
    今年もSONYの躍進が続くのでしょうか? 目が離せません。

    【@KeisukeTakasawaとSONYガチ対談!】SONYカメラ対談をしていたら未来のカメラの理想像が見えてきた!
    【@高澤 けーすけとSONYガチ対談!】SONYカメラ対談をしていたら未来のカメラの理想像が見えてきた!