00:00
オープニング
今回は「写真の明るさ(露出)について」
1.写真の明るさ(露出)について
デジタルカメラだとすぐに画像が出るため、失敗しないかと思いきや、
「もう少し明るく撮っていればよかった」や「後から気づいた」ということがある。
→何でこういう事が起こってしまうか考える。
◆ポイント◆
ハイキーとローキー…意図的に適正な露出よりも明るくしたり暗くしたりすること
01:20
2.適正露出について
【作例】
・普通にきれいに撮れている写真
・花の明るさが見た目通りの適正露出
◆ポイント◆
カメラの明るさを調整するとき→露出補正をかける
補正なしの状態から
・プラスに→明るく
・マイナスに→暗く
「0=適正露出」ではない
→撮影時と同じ明るさが適正露出
02:06
【作例】
・少し明るくなっているが適正露出
【作例】
・実際のアジサイよりも思い切り明るい
・普通はここまで白く見えないが、露出補正をかけることで
実際よりも明るく補正している
◆ポイント◆
実際よりも明るく補正=ハイキー
→やわらかい印象を与える
【作例】
・まるでモノクロ写真のようだが、花と空の色が少し残っている
・実際は花がもっと黄色く見えるが、モノクロのように見える
◆ポイント◆
実際よりも暗く補正=ローキー
03:18
3.なぜ露出補正が必要か
◆比較写真
♪暗い状態から明るい状態へ補正♪
Q:なぜ明るさの調整をしなくてはいけないか
A:白と黒の間が18%グレーになり、カメラはそれを露出の基準にしている
◆ポイント◆
白っぽい明るい色(白・黄・ピンク・水色・淡い紫など)を撮ると、
カメラはグレーにしてしまうので、実際より暗い状態になる。
→プラス補正をかける
04:17
◆比較写真
♪明るい状態から暗い状態へ補正♪
◆ポイント◆
暗い色(黒・茶・濃い緑・紫・赤など)
→マイナス補正をかける
もともと濃い色をグレー、つまり明るくしてしまうため、暗く補正する必要がある。
主役の花だけでなく、背景も含めて考える必要がある。
◆ポイント◆
花の色、背景の色を足して割って、明るい色と暗い色どちらが多いか?
・明るい色が多い→プラス補正
・暗い色が多い→マイナス補正
たとえば、主役が白だけど小さく、周りが黒い色だとマイナス補正をかける。
05:20
4.最適な露出の見つけかた
【作例】
♪オレンジ色の花の写真♪
Q:皆さんはどのように露出を変えていますか?
初心者の方に多いのは、1カット撮って次に行ってしまう。
→比較をしないので、最も適正な露出かわからない。
◆ポイント◆
露出を変えて何パターンか撮って比較することで、最適な露出を見つける
撮影会を見てても、液晶画面と実際の花の色を見比べると、
画面のほうが暗かったということが多い。
→もっとプラス補正をかけて、何枚か撮り比べてみる。
何枚も比べないとわからないため、適正露出の状態から少しずつ
補正をかけて撮ってみる
→1カットを選ぶ
06:49
EV(exposure valie)=明るさを表す単位
◆比較写真
+2EV
+2.3EV
+2.7EV
+3.0EV
+2EVと+3EVを比較すると、+2EVは暗く見えてくる。
→比較をしてみるのが大切。
07:58
◆学んだことまとめ
1.適正露出
2.露出補正の必要性
3.適正露出の見つけかた