SIGMA fp LはSIGMAらしい不自由を楽しむカメラ?高画素の描写力は素晴らしい
目次
動画について
ユーチューバー・やまさんによるSIGMA fp Lのレビュー動画です。
これまでに何本もSIGMA fp Lに関する検証動画をあげており、その総評に当たるような内容になっています。
SIGMA fp Lは高画素機になり、SIGMA fpの2000万画素では表現しきれなかったような描写性能があると太鼓判を押しています!
しかし、不自由な点や欠点も多く、SIGMA fp以前のある意味SIGMAらしいカメラになっているとのこと…
SIGMA fp Lが気になる方は、ぜひチェックしてください♪
Swamper Rate
pro(専門)度 | ★★★☆☆ |
動画クオリティ | ★★★★☆ |
聞きやすさ | ★★★★☆ |
わかりやすさ | ★★★★☆ |
作成日:2022.10.28
動画タイムライン
00:00
オープニング
SIGMA fp L
01:53
◆過去動画の振り返り
【2本目の動画】
・高感度耐性の比較
SIGMA fp Lが大健闘する結果になった
SIGMA fp Lは高画素化をしているため、ISO感度耐性的にはきついはず
▼
あまりにも高解像度の写真が撮れるため、SIGMA fpの2000万画素と比較すると、
同じサイズにした場合、あまり高感度耐性が悪いと思わなかった
→耐えることのできる高感度耐性に仕上がっていると感じた
02:54
【3本目の動画】
・ローリングシャッターの歪み
SIGMA fpでも発生するが、SIGMA fp Lはかなりひどい
走っている車を撮影するなど、
かなり極端なことをしなければ目立たないという感じもする
SIGMA fpのときに気が付かなかった、
許容範囲だったという方はそこまで目くじら立てることはないと思った
→SIGMA fpを使用されてきた方とされてない方では、意見が分かれるかもしれない
03:49
【4本目の動画】
・SIGMA fpをスーパー解像度、SIGMA fp Lはそのままで比較
SIGMA fp Lにもスーパー解像度をかければ、さらに解像度が上がる
04:10
【5本目の動画】
・AFの比較
動画では違いがわからなかった
位相差AFの恩恵が少ない気がする
像面位相差AFを搭載したSIGMA fp Lが圧勝してくれると思っていたが、
そんなことは全くない
写真を撮影する場合は、少しSIGMA fp Lのほうが優位という感じはする
暗い被写体やはっきりしない被写体だと、SIGMA fpのほうが気持ち速い
かなり迷って無限と最短を動いてしまうときは、
若干SIGMA fp Lのほうが早く復帰する感じはする
▼
誤差の範囲で像面位相差AFを入れて流石早くなったという感想はない
05:25
【6本目の動画】
・EVF-11のレビュー
SIGMA fp Lとキットで発売されて、かなり期待を持っていたが、
接続方法がSIGMA fpと互換性を持たせるために制約されてしまったのが大きいと思った
SIGMA fpは当初ファインダーを付ける予定は全くなかった
→それと互換性をもたせるのは無理があったと思う
▼
SIGMA fp Lのみ対応で良かったので、別の接続方法を考えたほうが良かったと思う
06:40
◆前提
今回は動画での撮影機能は評価していない
→動画であればSIGMA fpと仕様の違いを感じられなかった
▼
それなら写真で評価しようと思った
→動画だったらSIGMA fpで問題ない
07:05
◆実写性能検証
使用レンズ:SIGMA 24-70mm F2.8 DG DN | Art
特に言及しない場合はJPEG撮って出し
撮影地:愛知県名古屋市
【作例1】
テレビ塔
・噴水を撮ってもローリングシャッター問題は気にならない
※ピクセル等倍
・ランダムに動く被写体の場合、気にならない
・縦方向に動いているというのも大きいかもしれない
【作例2】
道路に生えていた葉っぱ
・JPEG撮って出しでも瑞々しさ、あるいは光の当たり方がドンピシャですばらしい
・信号待ちの間に適当に撮った写真だが、後で見返してビックリした
※ピクセル等倍
・6100万画素、ピクセル等倍でここまで写っていれば、
さすがに全体表示ではきれいに写っているはず
→事細かに写りすぎている
動体やローリングシャッターがどうなど言われているが、
止まっている被写体には凄まじいまでの解像度
08:59
【作例3】
歩行者
※ピクセル等倍
・網目までしっかり見えている
→被写体ブレもしっかり見えてしまうので、気をつけたほうが良い
【作例4】
モニュメント
※ピクセル等倍
・鉄柱の1本1本までものすごく繊細に写っている
・ローパスレスではないため、モアレは発生していないように見える
→ローパスフィルターが入っている恩恵が見られる
▼
多少の解像度の悪さがあるのかもしれないが、
ローパスレスにしなかったのは、6100万画素の余裕が生んだ大英断だったかもしれない
10:14
【作例5】
ハト
※ピクセル等倍
・高画素カメラでないと表現しきれないきれいさ
【作例6】
テレビ塔
・特に感じたのは人工物を撮った際の解像感
・均一に並ぶ被写体は解像度の低さが目立ってしまうと残念な結果になることが多い
→ここまで高解像度のカメラを使うと本当にきれいに写る
※ピクセル等倍
・すごいしか出てこない
・こういった描写を見ると2000万画素程度のセンサーでは太刀打ちできない
11:18
【作例7】
テレビ塔
※ピクセル等倍
・鉄塔の描写はすばらしい
動いている車や動物はローリングシャッターの歪み、AFの貧弱さがあるので苦手な被写体
▼
長所を活かした撮影をすれば、これほどまで長所を活かせるカメラはない
【レタッチした作例1】
テレビ塔
・ハマったときにはすさまじい解像感
・今まではAFやローリングシャッターの歪みについて話してきたが、
そんなことを忘れさせてくれるような描写
【レタッチした作例2】
使用レンズ:SIGMA 14-24mm F2.8 DG DN
・焦点距離14mmで撮影
・レンズの本領を発揮できている
・多少の不便は目をつぶっても、この描写が手に入るなら購入しても良い
13:13
◆総評
・写真の画質はすばらしい
高画素化の恩恵は確実にある
・ローリングシャッターの歪みや像面位相差AFの有効性など、問題が多いカメラでもある
・カメラの比較対象としてはSONY α7R IV
値段差を許容できるかが非常に大きいが、
AFがしっかり効くしファインダーも内蔵している
味付けは多少変更されているかもしれないが、
おそらくSIGMA fp Lとほぼほぼ同じセンサーを積んでいると思われる
▼
一般的にいえばSONY α7R IVを購入したほうが良い
・SIGMA fpの完成度がSIGMA fp Lの弱点を強調している
・SIGMA fp以前のカメラは尖っていた
ファインダーなし
メカシャッターなし
ボディ内手ブレ補正なし
▼
ただし画質は最高
SIGMA fp LはSIGMAの原点を思い出させてくれているかもしれない
・ファインダーは辛口評価した
・SIGMA fp以前のカメラと共通点を感じる
不自由を楽しむカメラ
SIGMA本来のカメラの立ち位置に戻ってきたカメラ
▼
なんと言い繕ってもデメリットではある
16:50
まとめ