なぜスマホのカメラは限界なのか?2022年はコンデジの時代へ
目次
令和時代の
デジタルカメラ2.0
コンデジ、持つ必要ある?と思われている方も多いはず。しかし、あるんです!
今やSNS全盛時代、スマホよりもキレイな人物や料理写真をスマホに転送するのも
簡単に行うことができ、そのクオリティはミラーレスにも劣りません。
高いものでも10万円前後と手に入れやすい価格帯と高機能というコスパの高さから
2022年はコンデジに注目されています。
はじめまして。スワンパー編集部、カメラ大好きGR2愛用者の沼田です。
こうして記事に編集部員が出てきたことはなかったですが、今後はさらに内容を充実させ、
カメラ初心者にはとっつきやすい内容を、マニアな沼人(あえて“ヌマンチュ”と
呼ばせてもらいます)にはより刺さるディープな情報をお届けしたいと思います。
今回お伝えする内容は以下の通り。
①SNS時代の到来で写真需要が増加
②仕事に使える!飲食関係は絶対コンデジがオススメ
③スマホが勝てない理由。画素数ではなく、センサーが最重要
④カメラからスマホへの転送が簡単
⑤最新コンデジならミラーレス代わりに
⑥投資的観点でもコスパ高め
これを読めば、プライベートはもちろん、仕事にも活きるかも(?)しれません。
コンデジが欲しくなる理由を実感するはずです‼︎
まず何よりも“写真好き”、“カメラ好き”を増やすことが当サイトの使命。
今回はカメラを持っていないという方が「買ってもいいかも」と思っていただけるような
動画&内容を紹介します。
2022年、スマホ全盛の令和時代だからこそ、「なぜあえてカメラが必要なのか?」という
点から説明していきたいと思います。単に逆張りをしたいわけではなく、
そこには明確な理由があるわけです。
上記のYouTubeによると、予想通り賛否両論の嵐。ご存じの通り、スマホカメラの進歩は目覚ましく、
iPhone 13 Pro(最短距離2cmのマクロレンズ、F値1.8)や
Galaxy S21 Ultra 5G(6000万画素、光学10倍ズーム)、
Leitz Phone 1(泣く子も黙るカメラ界の王様・Leicaのズミクロンレンズ搭載)、
Xperia PRO-I(1.0型イメージセンサー、αシリーズばりの高速AF)など
カメラ技術が高度化したプロダクトが立て続けにリリースされました。
ただし、どれだけスマホがカメラに注力しようともそこには限界があり、
専用機にはかなわない壁があります(同価格帯のカメラという条件で)。
高機能のスマホカメラが登場してきた背景には、ここ数年で写真の重要性が増していることが挙げられます。
すでにおわかりだと思いますが、全世界的なコロナの影響によるDXの拡大、
そして今や完全に認知されているSNSの存在です。
今回は「令和時代のデジタルカメラ2.0」と題し、
カメラが必要な理由を私見たっぷりにお伝えしたいと思います。
①本格的なSNS時代が到来。
リモートが進み、写真需要が増加
インスタグラム、Twitter、FacebookといったSNS、
さらに仕事ではSlackなどプロフィール写真が必要なケースが日々増えてきています。
しかし、何を載せていいのかわからなくて困ったという経験をした人も多いのではないでしょうか。
ちょっと間抜けな“残念写真”を載せるわけにもいきませんし、
かといってプロのカメラマンに撮影してもらうほどでもなく、
結果どこか安っぽい感じになってしまうのは致し方ないところ。
ただ、YOSHIEさんという方がブログ内(https://ota-yoshie.com/profile-picture )で
訴えているのは、現代ではプロフィール写真が非常に重要ということ。
「あなたと会っている時間より、SNSプロフィール写真を見ている時間のほうが長い」
「第一印象は7秒以内に55%決まる」と語り、しっかり腹落ちする内容が書かれていますので、
ご一読いただければ幸いです。
前述した通り、プライベートだけに限った話ではありません。コロナ禍でワークスタイルは一変し、
今やフルリモートという方もかなり増えています。自ずと顧客やポテンシャルターゲットとも直接会って
コミュニケーションすることは難しくなり、オンラインでのプレゼンやセミナーが急増しました。
アポもオンラインで取らなくてはならず、商談前にエゴサーチのように
担当者をチェックする(される)ことも日常的となり、プロフィールの残念写真によって
会う前からマイナスイメージは持たれるのは得策ではありません。
7秒で見切られる前に、少しでも“デキる感”のある写真を用意したいところです。
②飲食関係はコンデジがオススメ。
インスタグラマーもこだわりあり
下記は2019年の記事なのですが、インスタグラマーもスマホではなく、ライバルとの差別化のために
高機能なカメラを使っています(https://camera-otome.com/instagrammer-5cameras/)。
ただ、現在調べてみると、あさぎーにょさんはSONYのα6400、ゆうこすさんはPanasonicのLUMIX GH5M2、
あや猫さんはLUMIX GH5とSONY α7Ⅲ、CANONのEOS Kissの3台使いなど、
かなり高機能なカメラを揃えています。
また、飲食業など仕事として写真を使っている方にとって、クオリティは死活問題です。
仮にインスタグラムでお店を紹介するのであれば、注力すべきは料理やドリンク写真。
飲食でのインスタ集客においては、「おいしそう」「きれい」と思われる写真を投稿することが
根幹と言っても過言ではありません。
前述したように小さな表示のプロフィール写真においてはスマホでカバーできますが、
艶感や美しい色味が求められる料理写真ではそうはいきません。
料理写真はそれだけを専門とするカメラマンがいるなど、難易度の高い領域になりますが、
ちょっとした工夫と高機能カメラを使うだけでかなりの改善が可能です。
とはいえ、30万円のハイスペックカメラを揃える必要はありませんし、
10万円前後のコンデジで十分。
スマホとの連携という点からもコンデジがベストでしょう。
③スマホがどうしても超えられない壁。
画素数ではなく、センサーが最重要
コンデジをオススメする理由は、スマホには絶対に追いつけない壁があるからです。
当たり前ですが、コンデジはカメラ専用機であり、一方スマホはPCに近い電話&カメラで、
どうしたって多機能性を求められます。どれだけカメラの性能がよくても、
アプリを使えないスマホを持つ人はいません。
また、多くの方が誤解されているのが、写真の品質=画素数だと思っていること。
しかし、実際は画素数ではなく、センサーサイズが重要となります。
大半のスマートフォンが採用しているのは、1/2.3型と呼ばれる小さなもので、
一方、GRなどの10万円価格帯のコンデジが採用しているのがAPS-C。
そこには13倍の違いがあり、コンデジの神機であるLeicaのQ2にいたっては、
30倍の違いですので勝負になりません(ただし、Leicaは値段もずば抜けています)。
スマホカメラの進歩は目覚ましいですが、どうしたって専用機とは差があります。
下記の通り、ケロカメラさんがブログで詳しく紹介していますので、
こちらもチェックしてみてください。
④カメラからスマホへの転送が簡単に。
進歩しているのはスマホだけじゃない
進化を遂げているのは、スマホだけではなく、コンデジも日進月歩で成長しています。
SNSへの投稿が目的でコンデジを購入する人が増え、各カメラメーカーも
撮影したデータを即スマホに転送するための技術を積極的に導入。
そうした背景から、“撮って出し”できるスマホの優位性が
下がってきました(もちろん若干の手間は発生します)。
現在コンデジ界の頂点に君臨するSONYのRX100M7は、Androidでは
NFC(Near Field Communication)ワンタッチシェアリングという技術で、
写真1枚を1〜2秒でスマホに転送可能。
iOSではアプリのImaging Edgeを使ったWi-Fi転送となります。
また、GRはアプリのImage Syncを使って転送が可能(GR2時代は1枚送るだけでも
かなりの時間がかかりましたが、現在はだいぶ改善されました)。
今後もコンデジ→スマホのデータ転送は、技術的にも進化することは
間違いなく、より速く、より簡単になるでしょう。
⑤最新コンデジならミレーレス代わりに。
すぐに撮影できるのが最大の強み
ここまでの説明は、コンデジ>スマホでしたが、高機能コンデジにおいては、
もはやその品質は一眼やミラーレスとも変わらないほどになってきています
(これもまた同価格帯という条件で)。
次回の記事で紹介するRX100M7、GR3という機種は、多くの専門家たちが絶賛し、
評価もうなぎのぼり。下記のYoutubeでも語っていますが、私も実際RX100M7を触ったところ、
AFの速さに驚愕し、まさしくαシリーズと同等の感触でした。
また、AFはあまり速くないGRですが、その味わいのある仕上がりは唯一無二であり、
2021年12月のヨドバシカメラ全店でのコンデジ売れ筋ランキングで、なんと1位を獲得しました。
また、コンデジが一眼以上に優れているのは、その取り回しの効く自由な携帯性が挙げられます。
レンズ一体型のコンデジは、取り出してすぐに撮影できるメリットがあり、
多くの識者もその点を強調。
“決定的瞬間”を撮るために時間をかけたくないのは当然です。
余談ですが、GR3は通常のGR3とGR3xと2種類があるため、仮に両方を1シリーズだと見れば、
かなりの売れ行きではないでしょうか。ちなみにGR3はレンズが28mm、GR3xは40mmで、
それ以外の機能はほぼ変わらず、私は40mmを購入予定。これまでGRといえば28mmでしたが、
とにかく被写体に寄らないといい写真が撮れないので、なかなか難しいわけです。
そんな風に迷ったり、比較検討したりするのも、カメラ選びのおもしろさだったりします。
⑥長期で価格変動が少ない。
投資的観点でもコスパ高め
これまでのカメラ愛からいきなり生々しい感じになりますが、仮にカメラ購入に10万円も出すには、多少なりともイグジット(出口戦略)も
考えたいのが人間(だもの)。
10万円前後のコンデジは、同シリーズでの新製品が出なければ、仮に2年前にリリースされたものでも
大きく値崩れはしません。ある程度状態がよければ、当然のように半額以上でリセールできます
(もちろん店舗によっても違うため、ご了承ください)。
あくまでもご自分で調べていただければと思いますが、
長期的な価値を考慮しても、非常にコスパが優れた製品と言えます。
かけがえのない瞬間を
人と分かち合える喜び
コスト面での生々しい話も含めていろいろと説明しましたが、
あくまでも記録用の意味合いが強いスマホのカメラと比べて、
一般的なカメラは“一生に残る思い出”という側面があります。
皆さんがカメラを購入しようとする一番のきっかけは、子どもが生まれたときや七五三、
知人の結婚式など、何かしらのお祝いごとに関わるケースが多いのではないでしょうか。
一生に一度の晴れの姿を残しておきたい、という思いがカメラ購入の動機になったわけです。
私が皆さんに望みたいのは、カメラ撮影をそうした特別な日だけではなくて、
日常にも落とし込んでいきませんか?という提案です。
個人的なことですが、私はパーティや飲み会などのたびに、GRで友人たちを撮影し、
いつも最高の笑顔を撮りたいと思って、何度も何度もシャッターを押しています。
手前味噌になりますが、出来上がりは冠婚葬祭にも使えるクオリティですし、とにかく難しい技術は不要。
デジカメの特性を活かし、とにかく何度も何度もシャッターを押せばいいのです。
そのなかには偶然、奇跡の1枚が混ざることもあり、データをプレゼントすれば
喜んでもらえますし、僕自身もうれしい。だからこそ自ずとカメラに対しても
単なる記憶媒体という以上の愛着が湧いてきます。
今というかけがえない瞬間を、いいカメラで切り取ることは、
皆さんが想像している以上に素晴らしい思い出になるはずです。
長くなってしまいましたが、カメラを購入する理由をまとめると、
①「SNS時代の到来」
②「集客には写真の品質が死活問題」
③「スマホでは超えられない機能」
④「データ転送が進化、即投稿も可能」
⑤「一眼やミラーレスに迫る品質」
⑥「長期的にもなかなか落ちない価値」
とたくさん挙げられます。
もうカメラが欲しくなってきませんか?
そして、「令和時代のデジタルカメラ2.0」のキーになるのは、コンデジだと考えています。
次回は「高機能コンデジ、何を買えばいいのか⁉︎」をお届けします。
再びヌマンチュの方には物足りない内容になってしまうかもですが、
なんとかマニアックな内容も詰め込んでいきたいと思います。
カメラ量販店で販売員さんに直接話を聞いてきましたので、乞うご期待ください!!