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オープニング
【ストロボについて】
・カメラ、レンズが高く、ストロボまで手が回らない人がほとんどだと思う
・なぜストロボを使わないといけないかという理由が明確ではない
・難しそうなど、一歩踏み出すには躊躇する要因が多い
・ストロボやフラッシュは「暗い室内で明かりができるから明るく写る」というのが基本的な使い方
・プロと素人の大きな違いは、ライトコントロール
・ストロボを使って、いかに自分が撮りたいものを表現できるか
・昨今ではInstagramで写真家になる人もいる
・20年プロカメラマンをやっているが、その人達との大きな違いはライトコントロールができているかどうか
・もちろん自然光を使って巧みに表現しているInstagram出身の写真家も多くいる
・ストロボを自由自在に使うことによって、雨で撮れないときなど太陽光が手に入れられるというメリットがある
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【ストロボをなぜオススメするか】
・ペットボトルに入った水がある
・動いた水が止まる、牛乳が弾けてミルククラウン(王冠)ができるなど、どのように撮影しているか
・SSをCanon EOS R5だと、最大で1/8000秒まで上げられる
・SSを1/8000秒まで上げて水を撮影すれば水が止まると思っている人がいると思うが、そうではない
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【閃光速度について】
・水を一瞬で止めるのは、SSではなくストロボの閃光時間
・SSは、あくまでもある光の中から切り取るということ
・水を止めるのは、光っているものの閃光速度による
・皆が見ている水の動きは、外光(西田さんの家ではLED電球)が光らせている
・LED電球の速度は限界がある
・光には波長があり、その長さがどんどん通ってくる
・その波長がLED電球のとストロボだと、ストロボのほうが圧倒的に速い
・SSは究極1/20秒や1/15秒で撮影してよい
・水を通る閃光時間がProfotoだと1/12000秒
・Pro11やPro10などジェネレーター型になると1/80000秒と相当速い
・その閃光時間中にシャッターを切れば、水がピタッと止まる
・それがストロボの一番の醍醐味
・太陽は閃光速度を含めて全て速い
・外で1/8000秒で撮れば、太陽光はストロボに比べても閃光速度が速いため、ピタッと止まってくれる
・次に太陽光並みの閃光速度を手に入れようとしたら、ストロボが必要になる
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【Profotoのストロボについて】
・フリーズモードというのが入っている
・GODOXやProfotoは閃光時間が速い
・フリーズモードではもっと速くできる
・コンデンサーが安定し、フリーズモードでも光る間隔・光量・色の出方が安定している
・GODOXに比べたら、2~3倍くらい値段が高いのは、安定的に発光できるのと、閃光速度が速いから
・人物が動いたときの髪の動きも、一本一本までバシッと止まる
・被写体ブレを防ぐためにも、1/200秒で撮っておけば、閃光時間が速ければ速いほどバシッと止まる
・暗いからストロボをつける、電気の代わりにストロボを焚く、ではない
・閃光時間が速いことによって、自由自在にさまざまなものを撮れる
・Profotoは色の再現性が非常に高い
・赤を撮影するとき、黄色い電球で照らしたら被写体の赤はズレる
・5000~5600Kくらいで確実な色味で発光してくれる
・ストロボで照射した写真だと、被写体の赤を正しい赤として再現
・人物撮影においても、スキントーン(人の肌の色)を忠実に再現
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【まとめ】
・暗いところを明るくするためにストロボを使うのではない
・赤いものを確実に赤として発色される、物を止めるときにピタッと止めてくれるのは、閃光時間が速いから
・LED電球や蛍光灯はかなり速度が遅いため、1/8000秒で撮ってもフリッカーが起きるし、事実上物を止めることはできない
・LED電球で物を撮ろうとすると限界がある
・ストロボを使うと違う次元での写真表現ができる
・今までのストロボのイメージを変え、ストロボ撮影に挑戦するきっかけにしてほしい