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水族館でのカメラ設定!暗い場所の動く動物をキレイに撮る‼︎

目次

    動画について

    動物好きな方は、やはり動物をうまく撮影したいですよね。

    しかし、外の明るい状況ならまだしも、水族館のような暗い場所だと一気にハードルが上がります。

    そこで、今回は水族館で魚を上手に撮影する設定を教えてくれる動画をご紹介します!

    解説してくれるのは、人気カメラYouTuberの「ふぁらお」さん。

    数々の作例を用いて、ISO感度・F値・SS・AFをなぜその値にしたのか、しっかりと根拠をもって解説してくれます。

    また、構図のとり方もこだわりが感じられるので、ぜひ参考にして幻想的な水族館写真を撮れるようになっちゃいましょう♪

    動画紹介

    YouTube Info

    Swamper Rate

    pro(専門)度★★★☆☆
    動画クオリティ★★★★☆
    聞きやすさ★★★★★
    わかりやすさ★★★★☆

    作成日:2022.07.30

    動画タイムライン

    00:00
    オープニング

    撮影地:池袋・サンシャイン水族館
    ・天井も水槽になっていてガラス張り
    ・ペンギンが泳ぐと空に浮かんでいるような絵になる
    ・動きが速く追いつけないため、撮りにくい
    ・SSを早くして、AFはサーボAFにする
    ・周りを見ると縁や防犯カメラなど無駄なものがあるため、排除する必要がある
    ・上の何もない水槽だけ写すと空を飛んでいる感じになる

    01:30
    【設定】
    ・F5.6
    ・1/400
    ・ISO1000

    【F値】
    ・数字を大きくすればするほど、画面全体にピントが合って暗い写真になる
    ・逆に数字を小さくするとピントが合った部分以外がボケて明るい写真になる
    ・今回はぼかしたい部分がないため、画面全体にピントを合わせる
    ・ただし、高くしすぎると写真が暗くなってしまうため、ピントを合わせやすく、かつ暗くならないF値にする

    【SS】
    ・今回はペンギンが被写体なので、絶対に避けるべきなのはブレ
    ・SSを速くして写真がぶれないようにしなければならない
    ・速くしすぎてしまうと、その分、光を取り込む時間が短くなってしまう
    ・ペンギンの速度についていける速さ、かつ明るさもそれなりの設定にする

    【ISO感度】
    ・ISO感度はカメラ内で光を増幅させてくれるセンサーのようなもの
    ・値が大きくなればなるほど明るい写真になる
    ・上げすぎるとザラザラしたノイズが乗った写真になるため、なるべく低い値にする
    ・今回はSSをペンギンに合わせるため、かなり速くした
    ・そのため、結構ISOを上げないといけない

    【AF】
    ・サーボAFの設定
    ・設定の仕方は各メーカーによって仕様が異なる
    ・Nikonの場合は、iメニューのフォーカスモードからコンティニュアスAFを選択
    ・iメニューのAFエリアモードの一番右にあるオートエリアAFを選択

    04:22
    <作例>
    ・ペンギンがなるべく空を飛んでいるような写真にしたかった
    ・画角の中にはペンギンと空以外入らないようにした

    04:38
    【サーボAF】
    ○普通のフォーカスモード
    ・被写体が動くとピントが合わなくなる
    ・離れるとボケて近づくとピントが合う
    ・最初にピントを合わせたところにしかピントが合わない
    ・動物を撮るときに、このモードでは難しい

    ○サーボAF
    ・被写体が動いたとしても、しっかりピントが合う
    ・近づいても顔にピントが合う
    ・被写体が動き続けても、必ずピントを合わせてくれる仕組み
    ・シャッターボタンを半押ししている間だけ発動する
    ・追尾したい被写体を見つけたら、まずそこにカメラを向けてあげる
    ・シャッターボタンを半押しして追いかけ続けると常にピントが合った状態になる
    ・今回のように動き回る被写体にサーボAFは便利

    06:23
    【鳥】
    ・動き回る鳥を撮影
    ・ロープで遊んでいる間はおとなしいため、遊んでいる間に撮る
    ・尻尾が派手な鳥なので、尻尾をインパクトのある前景としてもってきたい
    ・サーボAFで目にピントを合わせて、後ろの派手な背景も入れてあげると良い感じの写真になる

    07:03
    【設定】
    ・サーボAFを使う
    ・先ほどとは違い、鳥の目にピントを合わせて、それ以外のところをボカしたい
    ・F値は一番小さい値(今回はF2.8)に設定
    ・F値を低くした分、写真が明るくなる
    ・上げるほど明るくなるが画質が汚くなってしまうISO感度を低く設定できる(今回はISO640)
    ・SSは鳥の動きに合わせられるようにブレを抑えた1/400に設定

    07:51
    <作例>
    ・背景と前景をボカす
    ・主役の鳥の目にしっかりとピントが合ってくれる
    ・派手な尻尾を前側にもってきて前景にする
    ・背景がごちゃついているので、F値を低くしてボカしてあげることで、鳥の目に視線が誘導されるような作品になった
    ・主題の鳥がカラフルで、檻の中もカラフルに構成されている
    ・場所によって斑になっており、あまり映えないところがあった
    ・鳥の尾が映えるようなカラフルなところを選んで少しボカしてあげる
    ・鳥だけでなく背景もカラフルになり、きれいな写真になった

    08:54
    【クラゲ】
    ・縦構図で撮る
    ・動きに規則性があり、水槽の下に当たると必ず上に戻ってくるため、構図が作りやすい
    ・一匹だけ写してもおもしろくないため、なるべくたくさんのクラゲを写したい
    ・一つの画角に数匹クラゲを入れてあげると、触手などが動くため、構図的におもしろい

    09:31
    【設定】
    ・クラゲはペンギンや鳥に比べて動きが遅い
    ・SSはそんなに速くする必要がない
    ・低速だが動いているため、それなりに速度が必要(今回は1/125)
    ・クラゲ以外のところを柔らかくボカしたいため、F値は2.8
    ・暗い場所だったので、ISO感度は上げなくてはならなかった
    ・しかし、SSを先程よりも遅くできたので、光を取り込む時間を確保できた
    ・今回はISO640に設定

    10:09
    <作例>
    ・こちらの写真ではサーボAFは使っていない
    ・場所が暗くてAFがうまく効かなかった
    ・クラゲの動くスピードが遅く、普通のAFモードでもピントが合わせられた
    ・写真を見ると背景が青・白・青のグラデーションになっている
    ・グラデーションの真ん中に被写体が来てくれたときにシャッターを切った

    11:12
    【エイ】
    ・エイは、ある程度奥に行くとUターンしてくる
    ・横構図にしてしまうと無駄な部分が入るので、画面を水槽だけにするため、エイが向かってきたときに縦構図で撮っていく

    11:49
    【設定】
    ・クラゲと同様、エイの動きは速くないため、SSは1/125
    ・F値は、エイ以外の魚に写ってほしくないため、一番小さいF2.8
    ・ISO感度も十分明るさを確保できるため、ISO640

    12:12
    <作例>
    ・今回はサーボAFで、動き続けているエイにピントを合わせる設定にした

    【今回の写真のポイント2点】
    1.光が当たっているところにエイが来るまで待ち、来た瞬間に連写で撮る
    2.背景のボケ感
    ・F値を上げて撮ってしまうと、画面が暗くなりすぎて撮りづらくなる
    ・他の魚がたくさん泳いでいるため、F値を上げてボケ感をなくしてしまうと他の魚にも目がいく写真になってしまう
    ・なるべくF値を低くしてあげて、エイのみにピントを合わせる
    ・エイは遅いので、F値を下げてもSSは通常で問題ない

    13:13
    【まとめ】
    ・動き回る被写体を撮影するのは風景より難しい
    ・構図を考える時間が短くなる
    ・風景写真は事前にイメージして現場に行くと同じような写真が撮れる
    ・動物相手だと、とにかく動き回り構図を考える暇がほとんどないため、撮影の難易度が上がる
    ・水族館は水槽の中にライティングがある
    ・ライティングが当たっているところに主題が来たら撮ったり、被写体の後ろにあるバックライトを活かしたりしながら、工夫の仕方がさまざまある