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オープニング
【夕景~星空タイムラプス オートホーリーグレイルテスト】
・使用カメラ:SONY α6600、α7S III
【ホーリーグレイルタイムラプスとは】
・夕景~星空、星空~朝日など、明暗差の大きな時間帯を超えて撮影するタイムラプスのこと
・明るさの変化に合わせて、手動でSS(シャッタースピード)やISO感度を調整し続ける必要がある
・できればカメラ任せでオート撮影したい
・Nikonの一部機種はオート撮影できる
・今回はSONY機がオートでどのくらいまで追従できるのか検証する
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【α6600】
<設定>
・インターバル撮影モード
・16-19時頃まで491枚
・撮影間隔22秒
・絞り優先 F2.8固定
・ISO感度オート ISO100-8000
・ホワイトバランス 太陽光
<作例動画>
・とても暗い映像になっている
・ノイズが多く残念な仕上がり
<100コマごとの作例>
・SS1/1000で撮影開始
・100コマ目で日が暮れてくるとSS1/250まで遅くなるが、ISO感度は変化なし
・200コマ目で辺りが暗くなるとSS1/30まで低下し、ISO5000まで上昇
・300コマ目で真っ暗になるとSS0.4まで低下し、ISO8000(上限値)まで上昇
・400コマ目で更に暗くなったがSS0.4のまま
・その後もSS0.4までしか下がらなかった
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【α7S III】
<設定>
・インターバル撮影モード
・16-19時頃まで515枚
・撮影間隔22秒
・絞り優先 F2.8固定
・ISO感度オート ISO100-8000
・ホワイトバランス 太陽光
<作例動画>
・α6600と比べて明るいがノイズが多く、明暗差順応が急激すぎる印象
<100コマごとの作例>
・SS1/3200で撮影開始
・100コマ目で日が暮れてくるとSS1/500まで遅くなるが、ISO感度は変化なし
・200コマ目で辺りが暗くなるとSS1/30まで低下し、ISO2500まで上昇
・300コマ目で真っ暗になるとSS1.6まで低下し、ISO8000(上限値)まで上昇
・400コマ目で更に暗くなったがSS1.6のまま
・その後もSS2.0までしか下がらなかった
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まとめ
・どちらのカメラも露出を制御しているが、急激な変化についていけなかった
・特にα6600は真っ暗になってからカメラが判断する適正露出がだいぶ足りていなかった
・できればSSを15秒位までは徐々に遅くなっていってほしい
・SSが遅くなるより先にISO感度が上がりきってしまうのも気になる
・ノイズを抑えるために、まずはSSを限界まで遅くし、その後ISO感度が追従してほしい
・α7S IIIの暗所耐性はさすがだと言える
・ISO8000、ノイズリダクション無しでも鮮明で明るい星空を撮れる
・SONY機ではオートホーリーグレイルは難しい
・両カメラの間では追従性能が明らかに進化している