8K撮影を実現するFUJIFILM X-H2。ついにカメラはここまで来た
目次
コンパクトながらラクに8K動画が撮影可能。オートフォーカス性能も優秀
映画さながらの8K動画の撮影が可能な「FUJIFILM X-H2」がデビュー。
先行レビューとして、シネマティック映像の撮影を得意とする大川優介さんが動画を投稿しています。後半には、大川さんが実際に8K映像で撮影したムービーも紹介していますので、チェックしてみてください。
まずは「【先行レビュー】8Kの世界へ。FUJIFILM X-H2はコンパクト一眼カメラの最高峰。」の内容に触れていきます。
大川さんは、今回FUJIFILM X-H2を試す際に、女性ポートレートやスポーツなど幅広い観点から撮影したことを語り、「オートフォーカスは本当に優秀。こんなに使いやすいとは!」と絶賛。スペックについては、類似機種であるX-H2Sと比較しながら、「X-H2は約4000万画素、X-H2Sは約2600万画素で、写真の解像度はX-H2が秀でています。バリアングルのタッチ式のモニターで、VLOGも容易。僕のためのカメラか」と語ります。
手ブレ補正は5軸の7段補正。バッテリーについては「長くもつため、撮影では予備に1つ、2つ持っていれば問題なく、8K録画をしていても熱暴走はまったくなかった」とコメント。冷却ファンを使う必要はなく、安心して撮影できたと説明します。
外観については、グリップの溝が深く、ホールド感が高いとのこと。「しっかりと持って撮影できるので、ネガティブな印象はまったくなかった。さらには思った以上にコンパクト。これで8K撮影で10ビット、そしてダイナミックレンジのF-Logを使えるなんて革命的」と称賛します。
「新製品は慣れるまでに時間がかかりますが、X-H2は本当に最初からフィットしました。オートフォーカスも非常に強いため、カメラを気にすることが最初からありませんでした。一つひとつの操作感、機能が動画撮影者向けに最適化されています。また、18〜120mmのレンズも非常に使いやすく、構図選びが容易でした。レンズとカメラのパフォーマンスが非常に高く、ビックリしました」。
動画、写真ともに高品質に撮影できる稀有なカメラ。FUJIFILMへのリスペクト
最後にまとめとして、3つのポイントについて語っています。
①撮影しやすかった
オートフォーカス、手ブレ補正力、グリップ感、バリアングル、8K、4K60Pも撮影できる動画機として最高。さらに写真は4,000万画素。両方でここまでレベルの高い機材はそこまで多くない。ただし、カラーグレーディングが従来のカメラと違ったので調整が難しかった。また、手ブレ補正が強すぎるので、そこは気をつけるべき点。
②X-H2Sとの比較
X-H2Sの方が向いていると思った。X-H2が求めたのは解像度だが、出力も4Kが多いため、そこまでは求めていない。現時点で8Kは必要ではなかった。
③FUJIFILMが好き
ほかのカメラメーカーと違い、「写ルンです」「instax”チェキ” カメラ」など記録するという活動を広めていて、特にチェキが現在海外で爆発的人気。古き良きブランドながら最先端の機材も提供し、リスペクトしている。
最後に8Kで撮影したという大川さんの作品を紹介したいと思います。非常に美しい仕上がりになっていますが、やはり重いため、Wi-Fi環境でも時には止まります。通信環境が速い場所での試聴をおすすめします。