00:00
オープニング
本日の被写体はイルミネーション
大阪府にある大阪城
まずは横構図で写真撮影する。
イルミネーションはキレイだが、主題を探すのが難しい。
→今回は大阪城という絶好の主題がある。
手前にある白い木のイルミネーションをボカして、玉ボケさせる。
その玉ボケを生かして、額縁構図を作る。
撮影位置を探して50mmくらいに望遠すると、
大阪城を中心に周りをイルミネーションだけで埋められる。
いつも写真の四隅が大事と言っているが、その位置から撮影すると
完全にイルミネーションの白い部分だけで四隅が埋められる。
◆ポイント◆
左上のイルミネーションは、大きなボケを作らないと黒い部分が写ってしまう。
→左上のボケだけかなり大きく入れるようにする。
01:43
【設定】
・Aモード
・露出補正は、白飛び黒つぶれがないように±0にした。
・F値は一番低いF2.8にする。
→手前に入れるイルミネーションがかなりボケて、玉ボケになる。
※普段はイルミネーション撮影にマニュアルモードを使うが、Aモードでも撮れる。
SSが1/60や1/80くらいになるまで、ISO感度を変えれば良い。
今回は、ISO640にしたときにSSが自動で1/80になった。
マニュアルモードで全部決めても良いが、Aモードで同じ設定になれば問題ないので、今回はAモードで撮影する。
02:40
撮影開始
【作例】
・横構図
・真ん中に主題の大阪城、周りに副題の玉ボケで埋めた
周りを玉ボケで埋めるために場所を探した。
少しでも空や他の黒い部分が入ると、それだけ写真の雰囲気が崩れてしまう。
→微妙な構図探しをこだわって、手持ちで撮影した。
03:20
【縦構図で撮影】
今回はオレンジと白の2色のイルミネーションを撮る。
今回は望遠端の70mmにし、奥の大阪城にピントを合わせる。
ピントを合わせたまま、どこが一番キレイに収まっているかを探しながら撮る。
先程は手前のイルミネーションがかぶらずにキレイに撮れたが、
今回は望遠でより大きな玉ボケを入れようと思う。
玉ボケは、カメラとレンズを手前のイルミネーションに近づけると大きくなる。
04:29
【設定】
F2.8にしたときに、SSを1/80にするためにはISO640に設定するという流れで決定した。
【作例】
・縦構図
・望遠70mm
・手前のイルミネーションにぶつかるくらいまで近寄った
05:15
【縦構図で撮影】
大阪城を主題にして、周りのどのイルミネーションで副題を作るか。
→次は建物のイルミネーションを副題にする。
中に入って、広角で撮ると入口部分で額縁構図を作れる。
奥のイルミネーションも縦構図にしたときに下に入れられるので、
収まりが良いと思った。
先程は望遠で玉ボケにしたが、今回は広角で全体的にピントを合わせて撮っていく。
06:12
【設定】
今回は手前のイルミネーションと奥の大阪城、全体的にピントを合わせたいので、F14まで上げる。
SSは、三脚が立てられるので何秒になっても良い。
ISO感度は100まで下げたほうが写真の画質がキレイになるので、ISO100にする。
三脚を立てて2秒や2.5秒の長秒露光をする場合には、
レンズに付いている手ブレ補正をOFFにする。
→2秒の間に手ブレ補正機構が動いてしまって、写真がブレてしまうため。
07:02
【作例】
・広角24mm
・F値を大きくすることで、全体にピントを合わせた
・真ん中の部分に大阪城、手前のイルミネーションの三角部分も真ん中にもってくることで左右のバランスを意識した。
07:43
【縦構図で撮影】
奥に大阪城、手前に人が歩いたら色が変わるイルミネーションを配置して撮る。
縦構図、広角でカメラを下げ、手前のイルミネーションを大きく入れる。
イルミネーションを大きくして、大阪城を奥に小さく入れ、
かつイルミネーションの配置が曲線なので、奥行き感が出ると思った。
縦構図、広角24mmで撮影。
08:37
【設定】
大阪城とイルミネーション、全体的にピントを合わせたいのでF14にする。
三脚が立てられるので、SSが何秒になっても大丈夫。
そのため、ISO100まで下げた。
09:05
【作例】
・広角24mmでかなり近づいて撮った
・手前を大きく、奥を小さく、手前から曲線になっているので、奥行き感が出た。
09:35
【まとめ】
今回は大阪城という圧倒的な主題と、イルミネーションという圧倒的な副題があったので、選び放題で簡単だった。
その分、望遠で玉ボケさせればいいやという思考に陥ってしまったため、
最後の方は広角で違う感じで撮れないかと思って探した。
◆RAW現像の比較写真