00:00
オープニング
映画製作基礎 撮影の基礎
・学校について
【映画制作の大事なもの】
1,スジ(脚本)
2,ヌケ(撮影)
3,ドウサ(役者の芝居)
02:24
【#1 撮影の基礎 フレームに映るもの】
映画はシーンの積み重ねで制作されている
→同じ時間や場所で起こる一連の映像
カットorショットの積み重ねでシーンができている
繋げることで切れ目のない映像ができる
03:55
【撮影サイズの説明】
◎ワイド(ひき)
全体が映るサイズ
その場の雰囲気や様子がわかるサイズ
空間を見せたい時に使う
◎フルフィギア
被写体の頭から足までが入るサイズ
ワイドよりも被写体に視点がいく
座っていても被写体の全景が入っていればフル
◎ニーショット
被写体の膝から上が入るサイズ
◎ウエストショット
被写体の腰よりも上が入るサイズ
役者の表情が読み取りやすくなる
◎バストショット
役者の胸より上がすべて入る
役者の表情にほとんど視点が行く
背景の様子はあまりわからない
◎クロースショット(より)
役者の顔が全面に入る
役者の表情にすべての視点が行く
背景には目が行かない
役者さんの考えていることを表現したい場合に使う
08:15
【撮影アングルの説明】
写すときのカメラの高さ
◎アイライン(めだか)
役者の目線の高さにカメラを据える
撮影の基本
◎ハイアングル(俯瞰)
カメラが役者の目線よりも上から見下ろす
上から下を見下ろす
客観的に見せたいときや無力感を表現したいとき
◎ローアングル(あおり)
下から上を見上げるように撮影
威圧感や対象を大きく見せたいとき
10:00
【撮影技法の説明】
◎フィックス
カメラを三脚などに搭載して全く動かない撮影
撮影の基本スタイル
◎ハンドヘルド(手持ち)
カメラを手に持ったり担いだりして撮影
画面に揺れを付ける
◎パン
被写体を追いかけて左右の横軸に動かす
◎ティルト
カメラを上下の縦軸に動かす
パンアップ・パンダウンと呼ぶこともある
◎ズーム
1Cut内で撮影サイズを変えること
撮影対象を大きくしたり小さくしたりする
ズームイン/ズームアウト
映画撮影ではあまり使わない
◎トラックイン/トラックアウト(ドリーイン/ドリーアウト)
ズームするのではなくカメラごと近づいたり離れたりして
被写体の撮影サイズを変える
映画でよく使う手法
→ズームとの違いはカメラの存在をお客さんに感じさせない
人間の目の感覚に近い
14:50
【撮影技法の説明 続き】
◎1ショット
カメラの中に一人だけ写っている状態
2人→ツーショット 3人→スリーショット
ワンショットは役者1人のそれぞれの表情がよく分かる
映画=カットをつなげて物語を伝えるメディア
①女性→ケーキ(ワンショット)
女性がケーキを見ているのが分かる
②女性→男性(ワンショット)
女性が男性を見ているのが分かる、更に男性と目線があっているのもつながる
17:00
◎フォーカス送り
カット内でピントの合っている位置を変えることで注目する部分を操作する
例)ピント位置 ケーキ⇔女性 で女性がケーキを見ているのが分かる
17:45
3ショット→寄りカット
もっと注目してほしい所に次のカットで寄る
→寄りのシーンを変えると映像が持つ意味合いが変わってくる
カットとカットを繋げる時は次のカットに何をチョイスするかで、
物語の伝わり方に意味合いが変わってくる
19:25
【まとめ】
大事なのは脚本に書かれていることを伝えるためにどの映像をチョイスするか
どういうカットの積み重ねで物語を語っているかを気にしてみて下さい