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“携帯のプロ”に聞いたスマホカメラの実力。キレイに撮影できるスマホ、楽しみ方とは?

目次

    どのようなスマホが被写体をキレイに撮影できるのか? スマホ・格安SIMの専門サイト「モバワン」を運営し、販売も行っている同社のスタッフに取材し、“スマホのプロ”目線でカメラについていろいろと話を聞きました。

    4年前のGalaxyながら画質、機能に満足。スーパースロー撮影がおもしろい

    モバワン販売店スタッフ、1人目は男性のYさん。所有しているスマホがGalaxyのS9+で、Yさんにとっての初のGalaxyであり、同機種からGalaxyを所有する人も増えたといいます。「2018年に購入したものですが、当時はある程度性能が高かった印象です。以前使っていた機種がカメラの写りに不満があり、キレイに撮れるカメラが欲しい思い、選びました」。

    出典:GALAXY公式


    まずはSAMSUNGの公式サイトで紹介されているカメラスペックを説明します。画素数は1220万画素。前機種に比べて、カメラ機能が大幅に強化され、自動で被写体の動きをモーション検出する960fpsの「スーパースローモーション撮影」を搭載。約0.2秒の瞬間を約6秒かけて表現し、“隠れた一瞬”を逃さず撮影することが可能。Galaxy史上(当時)最も明るいF値1.5のレンズを採用し、スーパーローライトカメラが暗闇も鮮やかに写します。

    また、カメラが光量を自動で判断し、レンズの絞りを切り替える「デュアルアパチャー」機能を装備。暗い場所では、F値1.5、明るい場所ではF値2.4に自動で切り替わることで、ピントや光量を最適化。人間の目のように絞りを調整し、撮影環境に左右されることなく、昼夜問わず鮮明な写真を撮ることができます。

    お台場からの風景を撮影


    また、望遠と広角のデュアルカメラを搭載、光学2倍ズーム&光学手ブレ補正機能で、ズームでもブレの少ない撮影が可能です。ボケに対応する「ライブフォーカス」を活用すれば、デジタル一眼レフカメラ並みに美しい“SNS映え”写真を表現できます。

    Yさんが主に撮影するものは料理、街並みといったスナップショット。夜景撮影では夜景モード、動物や料理といった場合にはそれぞれの状況に応じた設定を選択することで、理想的な色合いに仕上げてくれます。もちろん自動で最適化モードを設定するのも可能です。

    料理写真もスマホで撮影。日々の記録として重宝しているという



    4年前の機種にもかかわらず、非常に多くの設定を有しているGalaxy。現行のiPhoneにも搭載されているモーションフォト機能があり、シャッターを押した前後数秒を撮影し、気に入ったシーンのみの保存ということもでき、集合写真で誰かが目をつむるようなことも避けられます。

    「普通のカメラは使わず、撮影はスマホばかりです」とYさん。料理写真では俯瞰や真横ではなく、少し斜めから撮影するとおいしそうに撮影できるとのこと。

    また、撮影した画像をクリックすると、同じ場所に行った他人の写真もチェックできる検索機能が便利とのことで、頻繁に利用しているそうです。

    夜景モードは手動でも自動でも切り替えられる


    動画のスーパースロー録画機能があり、友人を撮影して楽しんでいるとのこと。連写モードも簡単に設定でき、実際試させてもらったところ、あっという間に7枚も撮影してしまいました。

    現状、iPhoneに変えるつもりはなく、写真機能に満足しているため、今後もGALAXYシリーズも使いたいと語っていました。

    スマホマニアが選んだGoogle Pixel Pro。Chromecastを使って自宅で鑑賞

    Google Pixel 6 Proで撮影した花。ボケ感がまるで一眼のよう


    続いて2人目は、サブ機の端末を3台持ち、iOSもAndroidも両方とも所有するスマホマニアの女性Iさん。「OSのアップデート確認のための3台持ちです。メイン機はAndroidのGoogle Pixel 6 Pro。iOSよりも個性があって楽しいですよ」。Google Pixel Proは6シリーズの最上位機種であり、6がスタンダードモデル、安価な6aと続き、現在は7シリーズが発売されています。ちなみに取材後日、IさんはすでにGoogle Pixel 7 Proも使い始めたそうです。

    出典:Google Store公式


    まずはGoogle Pixel 6 Proのカメラについての主なスペックを紹介します。

    ぼかしを入れた背景。ポートレート モードで背景を上手にぼかし、被写体を主役に。出典:Google Store公式

    Google Pixel 6 Pro 専用の機能光学 4 倍ズームで近距離撮影が可能。超解像ズームで最大 20 倍までズームに対応します。また、視野角 94° のウルトラワイド前面カメラでは、大人数を自撮りしたり、背景を広角で撮影できます。顔にフォーカスを自動で合わせて、被写体の動きも表情も的確にキャッチし、肌の色の微妙な違いも美しく再現。消しゴムマジック機能は、一瞬で不要な人物や物を消し、被写体を際立たせます。

    モーションモードで撮影。イリミネーションも美しく撮影できている



    「夜景や逆光、接写はiPhoneではなく、Google Pixel 6 Proで撮影しています。ビル街などの暗いところはiPhoneの方が柔らかい雰囲気にしてくれますが、拡大したときの解像度が高いのはGoogle Pixel 6 Pro」とIさん。Googleドライブに保存するときは、多少圧縮されるため、可能な限り高画像でデータ保存したいという思いから、RAWデータ撮影ができるGoogle Pixel 6 Proを重宝しています(iPhoneはProシリーズのみ対応)。

    出典:Google Store公式

    また、料理の接写や街中で光量が少ないときもGoogle Pixel 6 Proを使っています。iPhoneでは料理を撮影する際、自分では十分な距離を取っていると思っていても「離れてください」と表示されがちですが、逆にGoogle Pixel 6 Proは3cmくらいまで寄ることが可能。撮影時にわざわざ席から離脱するのは少し恥ずかしいですし、Google Pixel 6 Proだと何も問題なく行うことができます。

    こちらはGoogle Pixel 7 Proで撮影。肉のサシまで仔細に表現できている


    また、データの処理能力もさることながら、元々検索サイトであるGoogleの強みも十分に活きています。例えば友人が履いている靴を撮影し、デフォルトのレンズボタンを押すと、すぐにブランドや製品名、金額などの情報が表示され、非常に便利。「友達のカバンの値段やブランド名なども検索できますので、欲しいものの情報がすぐにわかります。例えば、お子さんがいる場合、撮影した花などをその場で検索すれば、名前も即座に出てくるので、教えることもできますよね。あと高齢の方と会話する際になかなか言葉が思いつかないときなど、写真でコミュニケーションを取ることができます。撮影後の楽しみが多いんです」。

    Google Pixel 6 Proで撮影したもの。暗いところでも何も問題はない


    Iさんに夜景モードで撮影した写真を見せてもらいましたが、想像以上に鮮明な1枚に仕上がっていました。夜景は広角、Rawデータで撮ることが多く、撮影後、Wi-Fiにつなぐと自動的にGoogleフォトにアップデートされるよう設定しています。「元々、写真の編集はPhotoshopを使っていたのですが、デフォルトでそれに近いことができるのがGoogle Pixel 6 Proでした。結局、Androidの方が自由度が高いので行き着いた感じです。写真のシェア機能もAndroid同士で簡単にでき、速度もiPhoneよりも速い。しかも自動でフォルダ分けしてくれて、『モフモフの友達』というフォルダ名で猫好きの友人たちと写真をシェアしています(笑)」。

    家では、端末画面をミラーリングできるChromecastを使い、写真鑑賞を楽しんでいるというIさん。「IoT状態で、帰宅するとすぐに見られます。撮って出しのデータでも十分キレイですし、Google Pixel 6 Proで十分満足しています」

    Chromecastを使い、スマホの写真データを自宅のディスプレイで楽しんでいる

    モバワンでは、「《格安スマホも!》カメラ性能の良いスマホの選び方は?おすすめ端末の比較&きれいな写真の撮り方」と題し、今回と同じようなテーマの記事も紹介しています。スマホ&格安SIMの専門サイトであり、役に立つ情報が満載ですので、そちらもチェックしてみてください。