“インスタ映えする”料理写真を撮影!ブツ撮りをカメラマンが徹底解説♪
目次
動画について
お洒落な料理を作ったから写真に残しておこう♡
でも・・・なぜか写真に撮ると、
「う~ん、なんか物足りないなぁ…」と思ったことありませんか?
そんな時に、自宅で簡単に出来る撮影のコツを学んでみませんか?
プロカメラマンのようにストロボを使ったり、
写真の雰囲気に合わせた小物を周りに飾り付けしてみたり、
難しそうだからなぁ~と躊躇していた方でも問題ありません!!
カメラマンが、優しく丁寧に、そして分かりやすく説明してくれています!
早速撮影方法を取り入れて、インスタ映えな料理写真を撮ってみましょう♪
Swamper Rate
pro(専門)度 | ★★★☆☆ |
動画クオリティ | ★★★★☆ |
聞きやすさ | ★★★★★ |
わかりやすさ | ★★★★☆ |
作成日:2022.03.31
動画タイムライン
00:00
オープニング
「綺麗には撮れていてもなにか物足りない…」
【作例】ご飯だけの写真
♪物足りずあっさりした写真♪
→なにかもう1つアイデアが欲しい
【作例】3月・和食料理の季節感を出した写真
♪季節感が出て華やかになる♪
→テーマ:季節を装飾する
00:39
【テーマ】春・和
◆撮影準備(準備したもの)
①桜をイメージしたピンクの布(下地)
→ テーブルに敷く
②竹っぽい小物(バンブー)
→ 下地が濡れないようペーパーを巻きビニールをかぶせる
⇒下地がピンクで仕上がりを柔らかい印象にするため、落ち着かせるようなものを装飾
01:24
◆小物選びのポイント
・赤、青、緑、光の三原色を基準に選ぶ
⇒バンブーも「なにか緑がほしい」という中で見つけた小物
01:55
③フレキシブルアーム → 物を固定するための便利な道具
④桜の枝 ※今回のポイント → フレキシブルアームに固定する
⇒フレキシブルアーム以外は全て100均で購入
02:20
◆構図作り
①ご飯を置く
→難しく考えずざっくりと真ん中に置く
→全体的にスペースが出来る
→四隅を埋めていくと考える
[順番]… (A)右下 → (B)左上 → (C)右上 → (D)左下
②四隅を順番に埋めていく
〇(A)右下
・なぜ(A)が一番最初なのか?
→左上から光が入り器が障害物になって影ができる
最終的にはレフ版で柔らかくするが一番違和感が出やすい部分になる
影になる部分を最初に意識する
・バンブーを置く
→クロスするようにして置くと雰囲気が出る
→バンブーを箸置きにする
※遊び心を加えていくときのアイデアの一つとして覚えておく!
〇(B)左上
・たまご焼きを配置する
→スーパーで買ってきた筍ご飯のお弁当に入っていたもの
☆ポイント1☆
(B)左上から(C)右下にかけての「斜めのライン」を意識して構図を組む
⇒全体的に立体感が出てくる
☆ポイント2☆
たまご焼きに注目!「料理の断面」
⇒料理は構図やアングル、食材や盛り付けの仕方にもよるが、
断面を多く見せる事で料理や食材に立体感が出る
〇(C)右上
・煮物を配置する
→たまご焼きと同じく、お弁当に入っていたもの
にんじんの断面を意識して小皿に盛り付けた
04:26
◆斜めのラインとは?
・植物 → ご飯 → たまご焼き を斜めのラインで配置している
・ご飯に対して斜め後ろの煮物 でも斜めラインができる
【作例】
①手前のいちご → かごに入ったワッフル → 奥にあるクッキーで斜めのラインができる
②いちごに対して斜め後ろのドリンク → 自転車・チョコレート・ワッフル
→ クッキーと赤いリボン で斜めのラインができる
③ワッフルとドリンク も斜めのラインを意識して構図を組んでいる
⇒色んな写真を見て、斜めラインがイメージできるようにトレーニングをする
05:32
〇(D)左下
・季節を装飾するということで、桜の枝を配置する
→フレキシブルアームをテーブルに固定して桜を挟む
※大事なポイントになるためしっかり調整する
→枝の間からご飯を通すイメージ
→ファインダー越しでも良いがモニターをライブビューに切り替えると
構図が組みやすい
→お皿の調整等も行いながら納得するまで作り込む
カメラマンとしてのこだわりが大事
→ある程度構図が決まった段階で必要に応じて料理の調整も行う
目で見たときの印象より写真として見たときの印象を大事にする
06:20
◆前ボケのポイント
・ご飯との距離を少し離す
・ズーム側で構図を組む
・ピントはご飯に合わせる
06:38
◆撮影環境
〇COMET モノブロックストロボCT-200jrを一灯使用して撮影
・配置=カメラに対して「半逆光状態」
→料理や物撮りに関しては一番基本的なライティング方法
・カメラの設定=マニュアル
シャッタースピード:1/125
F値(絞り):F5.6
ISO感度:100
・ストロボの光量=1/4
・ストロボの反対側にレフ版を配置する
・ストロボの光を活かすためカーテンを閉めて写真撮影
07:21
【作例】写真撮影直後の元画像
♪十分きれいだが、ご飯が少し暗めな印象♪
・斜めのラインを意識して構図を組んでいく
→慣れると小物の使い方も上手くなるため意識して写真撮影する
07:41
◆仕上げ [Photoshop_camera rawフィルター]使用
・露光量で明るさを調整しコントラストをあげる
・画面左上の光が入ってくる部分が白飛びしているため
ハイライトをさげてバランスを調整
・「自然な彩度」は基本的にはあげる=色合いが良くなってくる
・明瞭度=右にスライドすると硬い感じ、左にすると柔らかい感じになる
→前ボケ写真の場合、「0」を基準にさげると全体的にふわっとした印象
・レフ版で変わりづらい部分=補正ブラシを使って部分的に明るくする
→ブラシで塗った部分のみ調整可能、周りに合わせると違和感が出るため程よく
・色の調整=カラーミキサーの「グリーン」と「マゼンタ」を右にスライドして少し強く
09:10
【作例】補正前と補正後の写真
♪色合いがより鮮やかになって春らしい柔らかい印象の写真♪
・Photshopは多機能で難しいと思われがち
→camera rawフィルターを使用すれば基本的な編集は可能
自分の好みに合わせて明るさや色の調整を行う
・全体を俯瞰して見て、必要であれば切り抜きツールを使って余分なスペースをカット
9:39
エンディング
・物撮りをするうえで大事なのは “センス” ではなく “経験”
・基本的なことを忠実に
・身近にあるもの、できることから始めていく