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【オープニング】
講師:斎藤裕史
マクロレンズ:一般のレンズと違い、近距離で最高画質が得られるように設計されたレンズ
マクロレンズを使うと、花が全く違う表情で写る
使用機材
・Canon EOS 90D
・Canon EF-S F2.8 マクロ USM
・Canon EF 180mm F3.5L マクロ USM
・Canon EF 100mm F2.8L マクロ IS USM
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【基本】
花を撮るとき、天候を意識する必要あり
晴れた日
→硬い印象に写ってしまう
根拠:光があたった状態の写真とあたっていない状態の写真を比較
・花を取るときは、あえて天気の悪い日を選ぶのがよい
・晴れている日は、日陰に咲いている花を撮ると、優しい写真になる
・天気が悪いと、暗くなってしまうが、+補正をかければよい
・シャッタースピードが遅くなるため、手ブレや被写体ブレには注意
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【カメラの設定】
・ホワイトバランス:オート
・ピクチャースタイル:お好みで(斎藤裕史さんは風景で撮ることが多い)
段階露光(ブラケティング)をすることが大切
段階露光(ブラケティング):明るめ、普通、暗めの写真を撮れる
→明るさの比較検討ができる
連続撮影モードと合わせると、3枚で止まるので便利
マクロ撮影では、基本的にマニュアルフォーカス
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【マクロ撮影ポイント①】
マクロレンズで花に接近して撮る
花が持つ造形美などにマクロレンズで接近することで、魅力的な写真になる
まずは、最短撮影距離まで接近して撮る
今回使用するCanon EF-S60mm F2.8 マクロ USMの場合は20cm
最短撮影距離とは、カメラの撮像素子からの距離
目安は、レンズフードの先端から指3,4本くらい
エクステンションチューブを使うと、さらに接近して撮ることが可能になる
今回使っているのは、Canon EF25 II
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【撮影方法】
被写体:パフィオ(花びらの黄緑色のラインが特徴)
・ピントの合う位置が変わるだけで印象が変わる
・ラインもまっすぐにしたり、斜めにしたり
・直射日光があたらない窓際で撮影
・部屋の明かりは消して、自然光だけで撮影
直射日光があたる場合は、ロールスクリーンやカーテンを引いて、
直射日光があたらないようにする
06:26
【マクロ撮影ポイント②】
前ボケを利用して撮る
・前ボケは、立体感や奥行きを感じさせてくれる
・写真を優しい雰囲気に仕上げてくれる
望遠系のマクロレンズの方が便利
ピンク、白、黄色といった優しい色の花の方がイメージに合う
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【撮影方法】
1.主役になる花のフレーミング
→画面の中を花びらで覆いつくすようなイメージで切り取る
2.花とレンズの間に前ボケにするものを重ねる
絞りは開放(一番小さい数字)
前ボケに利用する花は、同じ花にするか同系色の花にすると
統一感ある写真にまとまる
08:54
【まとめ】
オリジナリティあふれる写真を撮ることは難しい
マクロ撮影では、1cmずれただけでも全く違う写真になる
→自分だけの写真が撮れる
マクロレンズで撮る花のポイント
①接近して撮る
②前ボケを利用して撮る