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オープニング
今回は「絞り・SS・ISO感度とは何なのか」について解説していく
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◆絞り
レンズの中に入っていて、光が入ってくる量をコントロールする
絞りの開け具合は「F値」という値で表す
絞りが一番開いている状態のことを「開放」という
開放のF値はレンズによって違う
Taichiさんが持っているレンズは開放F1.8=かなり明るいレンズ
単焦点レンズでもより明るいレンズやより暗いレンズがある
◆絞りの役割
明るさとボケの量を調整すること
絞りを開放にすると……
一番多く光を取り込める
一番良くボケる
【F1.8作例】
♪ピント面がはっきり写り、背景が大きくボケている♪
ピントが合う範囲が少ないことを「被写界深度が浅い」という
F値を上げていくと……
光を取り込む量が減る
ボケの量が減る
【F4作例】
♪背景はボケているもののF1.8よりはっきり写っている♪
F8くらいになるとピントの合う範囲がかなり多くなる
=「被写界深度が深い」という状態
【F8作例】
♪背景の木の輪郭がわかるようになってきた♪
全体にピントが合った状態=「パンフォーカス」
【F13作例】
♪背景までボケずにはっきり写っている♪
※回折現象
あまりにF値を上げすぎると、全体がぼやけて解像感が失われてしまうため注意
【F22作例】
♪ピント面でもぼんやりした解像感になってしまっている♪
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◆シャッタースピード
光を取り込む時間を決めるもの
何千分の1秒から何時間でも
・シャッタースピードが速い=光を取り込む量が少ない
・シャッタースピードが遅い=光を取り込む量が多い
シャッタースピードを変えると明るさが変わるだけではない
・高速シャッターで動いている被写体をピタッと止める
・スローシャッターで動いている被写体の軌跡を撮ることができる
【高速シャッター作例】
♪水しぶきがはっきり捉えられ、荒々しい波が表現されている♪
【スローシャッター作例】
♪暗い道路に流れる紅白のライトの軌跡が印象的♪
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◆ISO感度
「あいえすおーかんど」「いそかんど」どちらでも呼ぶ人がいる
イメージセンサーに当たった光にどれだけ敏感なのかを示す値
ISO感度は100が基本だが、200、400と上げていくと光に敏感になっていくため
明るくなっていく
ISO感度を上げると明るくなるが、ノイズが出てザラザラした写真になってしまう
→ISO感度の上げすぎには注意が必要
【作例】
♪全体的にざらついて画質が下がってしまっている♪
03:25
3つの要素を組み合わせて写真を撮っていくが、いちばん大事なのは適正露出を得ること
Q:動いている被写体をピタッと止めて撮るには?
シャッタースピードを速くしなければならないが、
シャッタースピードを速めると写真が暗くなってしまう
→シャッタースピードを速くしたときは、F値を小さくして明るさを保つ
絞りとシャッタースピードをうまく組み合わせて、適正露出を得られるようにする
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Q:動いている被写体をピタッと止めつつ、パンフォーカスの写真を撮るには?
シャッタースピードを速くしてF値も上げないといけないが、
適正露出を得られず真っ暗な写真になってしまう
→ISO感度を上げると光に敏感な状態になるため、明るい写真を撮れる
【作例】
♪水しぶきは止まっているが全体的に暗すぎる写真になってしまっている♪
【作例】
♪ISO感度を上げたことによって海がキレイに光っている♪
※ISO感度を上げるとノイズが出てしまうため注意
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まとめ
適正露出を得るためには、ノイズが出てしまったり、
シャッタースピードが速くできずに手ブレしてしまったり、
ぼかしたくないのにぼけさせるしかないというときが多くある
→何かを犠牲にしなければいけないときもある
この3つの要素を理解すれば、さまざまな表現の写真が撮れるため、
とても楽しくなる