雪景色をきれいに撮影するためのカメラ設定とストロボ活用術
目次
動画について
YouTubeチャンネル「フォトアドバイス株式会社」の雪景色をきれいに撮影する
解説動画をご紹介します!
カメラマンの中村路人さんが栃木県で撮影してきた雪景色の作例をベースに、
設定や撮影方法から防寒具まで解説してくれます。
特に見ていただきたいのは、氷をストロボで透過して撮影する方法。
雪をストロボで写す方法はよく解説されていますが、
氷を使ったテクニックは珍しいため必見です。
MCの中島あずささんとの掛け合いもおもしろいですよ♪
動画紹介
YouTube Info
Swamper Rate
pro(専門)度 | ★★★★★ |
動画クオリティ | ★★★★☆ |
聞きやすさ | ★★★★★ |
わかりやすさ | ★★★★☆ |
作成日:2022.03.13
動画タイムライン
00:00
オープニング
【テーマ:雪景色】
・撮影地は三ツ峠
・山梨県にある富士山がよく見える山
・霧氷ができる
<作例>
・1/125
・f8
・ISO100
・フルサイズ
・真っ白で雪が下についている
・朝日が登ってくると雪がオレンジ色になる
・雪撮影はつらいが、撮れれば手応えのある写真になる
・違う季節に行って、ここの雪景色はすごいというところを意識しておいて、雪が降ったら行くようにする
<作例>
・1/125
・f11
・ISO100
・フルサイズ
・朝に撮影
・気が真っ白な状態の奥に富士山がある
・風が吹いてきたので雪が舞っている
・止まっている風景写真でもストーリー性が出る
04:50
【防寒具】
・手袋は必要
・中村さんはダウンジャケットにダウンのパンツ(NANGA社製がオススメ)を履いている
・アンダーパンツだと登山や下山で暑くなったときに脱げないので、上に履くダウンパンツみたいなものがあると便利
・登山の格好なので重ね着
・寒いとバッテリーの消耗が激しいため、バッテリーはいつもより多めに持っていく
・モンベルのチェーンスパイク(靴にはめて鎖とスパイクがついている)
・地面を噛んでくれるため、登山も下山も安心
・雪のほうが石がないため、チェーンスパイクを持っていると楽
・カメラバッグの横にも入れられる
07:34
・撮影地は栃木県日光
・奥日光を回れるハイキングコースがある
・小田代ヶ原という湿原まで行った
・湿原に雪が降っていて風情がある
・2、3枚でよいのでストロボを焚いて撮影すると、手前にある雪が玉ボケになって写る
・林間コースにも珍しい木など、おもしろいものがある
・撮影地は中禅寺湖
<作例>
・後ろが夕焼けで氷が透けているようにストロボで透過光を作って撮影
<作例>
・空に向かって焚くと雪が写る
・ストロボは近くの雪にしか写らないので、遠慮なく光らせると雪が写る
09:02
<作例>
・1/200
・f8
・ISO100
・Nikon D850+70-200mm
・ストロボを焚いて、雪が玉ボケに写っている
・たまたま雪が手前を通ったときの偶然の産物なので、何枚か撮っておく
・白い背景だと写らないので、コツは黒い背景を選ぶこと
・黒でなくてもよいが、白×白では写らないので、暗いところで焚く
09:45
<作例>
・1/200
・f8
・ISO100
・Nikon D850+70-200mm
♪先程の作例より細かい雪が写っている♪
<作例>
・1/200
・f8
・ISO100
・Nikon D850
♪不思議な形の幹が印象的♪
<作例>
・1/500
・f8
・ISO100
・Nikon D850+70-200mm
・松ぼっくりがついている
・松の木の枝が地面に落ちて雪が積もり、木漏れ日があたっている
・足元の自然、丸い影と木漏れ日
・青っぽくてかわいい写真
11:05
【ホワイトバランス(WB)
・雪は見た目では白に見えるが、写真では青白いほうが雪っぽく見える
<作例比較>
左:WB晴天(太陽光)
右:WBオート
・WBオートは物を白く写そうとする
・正しい色再現と風情の表現は別
・正確な色を出したほうがよい場合と、雰囲気を重視したほうがよい場合がある
・フィルムカメラのときはデイライトというフィルムでWB晴天と同じように青白く写っていた。そのため、雪の写真は青白いほうがきれい
・WB晴天(太陽光)で撮ったほうが雪っぽく見える
・RAWで撮っておけば、あとで好きな色、異なる設定に変えられる
・正確じゃないほうが雰囲気が出ることがある
13:00
・1/250
・f8
・ISO100
・Nikon D850+35mm
・夕焼けと雪と氷
・雪の積もった岩から雫が落ちて凍ったもの
・夕日が沈む時間帯だった
・太陽がもっと強ければ透過光になる
・雲があったため、太陽光が弱かった
・もう少し氷の質感を出すためにストロボを思いついた
・岩の死角に一灯置いて、ワイヤレスのストロボを焚くと夕日の太陽が当たった感じになる
・あまりやりすぎると、わざとらしくなってしまう
・後ろの太陽で氷が透けているようにする日中シンクロのひとつ
・風景撮影でもストロボ1つ持っていけば、いろいろ撮れる
14:42
【まとめ】
・プロが現場で被写体を見つけるのは発見力