夜景撮影は三脚があるだけで写真撮影の幅が広がる!豊洲で撮影をしながら設定や構図を解説!
目次
動画について
一眼レフカメラを始めて、夜景撮影を手持ちで撮ると
「ノイズが多くてキレイに撮れないな…」
なんて思ったことはありませんか?
その悩みを解決する機材が三脚!
夜景撮影だけでなく、暗いシーンでの撮影には必須です。
こちらの動画ではユーチューバーの「あまとー」さんが、
実際に撮影をしながら夜景撮影の設定や構図、三脚の使い方を解説しています。
撮影スポットは、レインボーブリッジが見える豊洲!
高層ビルや橋の光が川に写り込み、とてもキレイな写真の作例を数多く紹介しています。
ぜひ、こちらの動画を参考に夜景撮影の腕をあげましょう♪
Swamper Rate
pro(専門)度 | ★★★☆☆ |
動画クオリティ | ★★★★☆ |
聞きやすさ | ★★★★☆ |
わかりやすさ | ★★★★☆ |
作成日:2021.06.14
動画タイムライン
00:00
オープニング
撮影地:レインボーブリッジが見える豊洲
今回はスナップというよりは、三脚の使い方を説明しながら夜景を撮っていきます。
00:45
早速撮影開始
・三脚を使って風景を撮るときには、
基本的にISO感度100でノイズレスな写真にする。
・ISO感度は、上げれば上げるほど明るくなるが、その分ノイズが乗ってしまう。
→基本的に三脚があるときには、写真の明るさはISO感度ではなくて
シャッタースピードで稼ぐ。
・F値はF8-11辺りにしている。
基本的なレンズであれば、F8-11辺りが解像度が良いとのことなので、
F11にして全体的にピントを合わせつつシャープな形で撮りたい。
・そのままの設定だと暗くなってしまうため、
最後にシャッタースピードで明るさを調整する。
・シャッタースピードを上げるほど明るくなる。
→今回は20秒に設定。
02:00
・せっかく三脚を立てているのにシャッターを押してしまうと、
シャッターを押す反動でカメラがぶれて、揺れてしまう可能性がある。
→ぶれを防ぐためにもセルフタイマーを設定する。
・ボタンを押してから2秒後にシャッターが開くので、
指の反動で写真がぶれるということがなくなる。
02:32
【作例】
F値:11
シャッタースピード:20秒
ISO感度:100
→ISO感度100で撮ったので、少し拡大してもノイズレスな写真になった。
・三脚を使って写真を撮るときは、三脚でカメラを固定できる分、
シャッタースピードをかなり稼げる。
・そのため、ISO感度を100にしてノイズレスな写真を撮るのが良い。
03:28
三脚の立て方について
・被写体が向かい側にあるとき、被写体側に脚を1本、
自分側に脚を2本立てるように三脚をセットする。
・何かの弾みでカメラを前に押してしまった場合、
被写体側の脚が1本あるので、前に倒れづらい。
・被写体側に2本向けている場合は、前に倒れてしまうため注意。
04:19
撮影開始
・ISO感度100固定
・F11で全体的にピントが合うように設定
・シャッタースピードは明るさに合うように設定
【作例】
F値:11
シャッタースピード:20秒
ISO感度:100
→ISO感度が100なのでノイズレスになり、
F11なのでシャープな仕上がりになった。
・構図に関しては、手前に東京湾を写している。
→建物だけ切り取るというよりは、水も写すことによって、
違った形で面白い写真になった。
・レタッチについて
撮影したときにはもう少し黄色みがかった写真だった
→青っぽくすることで夜景のキレイさを引き立てることをした。
05:49
橋がある場所に移動
・光っている橋などを被写体に組み込むのはおもしろい。
・橋はすごく明るく、川はライトで照らされているが、空は暗い。
→全体的に暗い中で、光っている橋が手前から奥に視線誘導する効果がある。
・視線誘導は写真の構図を組み立てる要素として大事なものの1つ。
これを組み込みながら写真を撮っていく。
・先ほどと同じISO感度100、F11、シャッタースピード20秒だと
橋が明るくて白飛びしてしまう。
→シャッタースピードをもう少し早くし、F値をもう少し絞る。
Q:なぜF値をそのままにして、シャッタースピードを早くしなかったのか
A:露光すればするほど、水の流れを消すことができ、非現実的な写真にできる
・F値を16に設定し、ISO感度も64(拡張感度)まで下げる。
・被写体の明るさによって、設定も変えていく。
・F11をよく使うが、F11のみを使うのではなく、
設定を自分なりに考えることが大事。
・今回の場合、水の流れを消したくてシャッタースピードを早くしたくないので、
その分F値をあげようと思った。
08:20
【作例】
F値:16
シャッタースピード:10秒
ISO感度:64
→この写真を見て、一番に目につくのが橋の明るさ。
その先にあるビルの方へ視線が誘導されると思っている。
・夜景を撮る時、平面として撮るのももちろん良い。
→橋や道路で手前から奥に続いているような形の構図を撮ると、
写真の撮るレパートリーが増える。
09:21
橋の上に移動
・マンションがあってキレイな景色
・ビルにスカイツリーが挟まれて、おもしろい構図が撮れそうなスポット
ということが判明。
・おもしろい構図を見つけるコツは、普段歩いている街や景色でも、
遠くを集中してじっくり見てみる。
・映像の画角が実際に見ている画角と同じくらいだが、
おもしろそうだと思う構図は見つかりづらいと思う。
→目を細めて一点を集中して、おもしろいところを探してみると発見できる。
・遠くで見えておもしろそうだと思った構図は、
望遠レンズで撮影すると写真がかなりおもしろくなる。
10:39
撮影再開
今回はスカイツリーとビルが縦長なので縦構図
・結構暗い場所なので、設定はそれなりに明るさを確保したい。
・シャッタースピードをかなり遅くして光を取り込もうと思ったが、
交通量が多くトラックが来ると橋がかなり揺れる。
・そのため、シャッタースピードを遅くすると、
橋が揺れて写真がぶれてしまう可能性がある。
→シャッタースピードはあまり遅くしない。
→もしくは、シャッタースピードを遅くして、
赤信号など車が来ないタイミングを狙う。
・車がどのタイミングで来るか観察しながら撮影してみる。
シャッタースピード:25秒
F値11ぐらいにすると暗すぎるかもしれないのでF8
ISO感度:100
12:16
【作例】
F値:8
シャッタースピード:25秒
ISO感度:100
→スカイツリーがビルに挟まれてて、良い感じで撮影できた。
◆比較写真
【作例】
F値:8
シャッタースピード:25秒
ISO感度:100
→左側の写真が、全く同じ場所から広角で撮った写真
右側のビルがとても高いのを強調できた。
・しかし、左上の空が若干空白になっていて、
左側のビルがもう少し高かったら良かった。
・同じ場所で1枚写真を撮ったとしても、もう少しズームや引き気味でと試してみる。
→自分がはじめに決めた焦点距離よりも、意外にズームしてみたらおもしろかった、
引いてみたらおもしろかったという発見がある。
13:43
まとめ
・夜景の写真は三脚があるだけで、撮れる幅が変わってくる。
・せっかく一眼を買ったなら、三脚をしっかり用意する。
・シャッタースピードを遅くし、F値を高くする(絞る)
・この2点を意識して、バッチリピントを合わせ、
シャープな夜景を撮るとカメラは楽しくなる。