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オープニング
撮影地:京都府の梅小路公園
今回は「梅が映える撮り方」を解説
◆ポイント1◆
前ボケ
主題の梅を決めて、他の梅を前ボケさせて副題にする。
前ボケを作るコツは、持っているレンズをできるだけ望遠にする。
主題の梅を大きく写し、前ボケの梅も大きくぼかす。
梅を大きく写すためにカメラを近づけると、
手前の前ボケさせる梅に自分のカメラが重なって影になってしまう。
→影になると、せっかく作った前ボケが黒くなってしまいきれいではない。
→手前の梅にも光があたって、白くきれいな前ボケが作れるようなカメラの位置取りを考えながら撮っていく。
01:21
設定
・Aモード
・露出補正は白飛び黒つぶれがないように+0.7にした
・前ボケを大きくぼかしたいので、F2.8にした
・晴れているので、ISO100まで下げた
→それでもシャッタースピードが速い(SS1/1600)ので、
このまま撮影する
01:47
写真撮影
【作例】
・手前に前ボケを入れて、奥の梅に目が行くようにした
・前ボケを知る以前は梅を撮るとき、奥ばかりぼかしていた
→前ボケを入れたほうが、主題の梅に目線がいきやすくなる
02:15
移動
◆ポイント2◆
空と太陽も入れる
下からあおって奥に空を入れると、梅が主題になり、
奥の青空や太陽が副題になる。
今回は梅を広角で撮ることで、梅で額縁構図を作る。
額縁構図の真ん中に太陽を入れて撮っていく。
02:45
設定
・手前の梅と奥の空全体にピントを合わせたいのと、
太陽を光芒にするためF20にした
・ISO100にし、SSは自動で1/125になった
03:15
【作例】
・太陽が明るすぎて、あまり光芒がでなかった
・F値を大きくすると、大きな光芒ができる
03:41
移動
◆ポイント3◆
逆光で撮影
梅がたくさん咲いていて、下にある枝が良い形をしていたので、主題に決定。
太陽を撮りたい梅に完全にかぶせると、太陽の光が副題になってくれて、幻想的な写真になる。
04:19
設定
・太陽の光芒を大きくするため、F値を大きくしたいが、
全体的にピントが合ってしまい幻想的でなくなる
→下げすぎても光芒が出なくなってしまうため、F値5.6に設定した
04:45
写真撮影
【作例】
・梅と奥に太陽を配置して、完全に逆行で撮影した
完全に逆光で太陽を写そうとしたら、ファインダーを覗くととてもまぶしい。
→ライブビューを使って撮るとまぶしくない。
※ミラーレス一眼レフカメラを使ってる場合は問題ない
05:25
縦構図で撮影
◆今まで上げたポイントのおさらい
1.梅を前ボケさせて副題にする
2.下からあおって空を副題にする
3.太陽を逆光にして、光を副題にする
上記3つは、梅しかないとこでは有効。
寺に梅がある撮影スポットの場合、
主題と副題が既にあるため、撮影しやすい。
1.寺を主題にして、梅を副題にする。
2.梅を主題にして、お寺を副題にする。
左で工事をしているため、縦構図で左に寺、
右に梅だけを切り取るように撮っていく。
06:47
設定
・奥の寺だけでなく、手前の梅にもピントがあってほしいので、F9まで上げた
・SSが遅くなってしまうので、念の為ISO200まで上げておいた
07:08
写真撮影
【作例】
・奥の方にお寺を主題として入れ、手前に梅を副題として入れた
左のほうが空いてしまっているので少し残念。
07:43
まとめ
梅しかない場所での梅の撮影は、前ボケ・空をバック・逆光で撮る。
この3つがどこでも簡単に試せるテクニック。
逆光と前ボケ、青空と前ボケなど組み合わせると、
写真のレベルがアップする。
梅だけの写真を撮りにくいときは、梅と城や梅と寺など2つ被写体がある撮影スポットに行くと撮りやすい。
◆RAW現像前後の比較写真